1日の時間も、死ぬまでの時間も、限りがある。
その限りある時間を全力で楽しむためにも、「断ること」「選ばないこと」が大切だな、と思ってます。
でも実際のところ「選ぶ」よりも「選ばない」方が難しい気がするし、「引き受ける」よりも「断る」方が気が重いことも…。
そうして選ぶことをあきらめ、信頼してくれた人々の期待に応えようと引き受け続けると、「わたしって、何をやりたかったんだっけ?」という状態になっちゃうんです。
「期待に応える」は、ある段階で見直す必要がある
小さい頃から「人の役に立つ」とか「期待に応える」は良いことだと教わってきたし、実際にそうしていると多くの人から感謝されて、自分も気持ちがいいです。
でも「役に立とう」「期待に応えよう」と動けば動くほど、苦しくなっていく人が多い気がします。
「期待に応える」は良いことなのに、なぜ苦しくなってしまうんだろう。
最初は期待に応えることで良い流れを生み出せていたのに、どこから狂ってしまったんだろう。
そのヒントのひとつが、最近読んだ『エッセンシャル思考』という本に書いてありました。ざっくり、わたしなりに要約するとこんな感じ。
- 目標を設定して小さな成功を積み上げられる人は信頼される
- 信頼された結果「あの人に任せておけば大丈夫」とどんどん仕事が増える
- すべての期待に応えようとして、時間とエネルギーが分散していく
- 本当にやるべきことを見失ってしまう
優等生ほど①と②は得意で、信頼されて、どんどん頼まれごとが増えていきます。
信頼されることが嬉しいから③に陥って、時間もエネルギーも足りなくなって、苦しくなってしまうんです。
だから、①から②までのプロセスでは「他人の期待に応える」ことで上手くいくのかもしれないんだけど、②から先は「選ぶ/選ばない」「引き受ける/断る」の判断が必要なんだと思います。
自分のステージを客観視して、ルール変更に対応する
さっきの4段階で言うと、②までは「期待に応える」を目指して頑張っても上手くいくのに、そこから先は「断る」すなわち「誰かの期待に応えない」ことを選ぶ必要がある。
なんか、率直に「そりゃないよー」と思ってしまったんですけども…(ルールが急に変わるなんて思わないから…笑)
ただ、「すべての期待に応えようとする」ことで、意図せずも全部中途半端になってしまうし、クオリティも下がって、結果的に期待に応えられず信頼を失ってしまうだろうな、というのはわかります。
自分が最も大切にしたいことを見失わずに、それ以外を断って、引き受けたもののクオリティを上げることが、結果的に大きな信頼につながるんですよね。
もし「期待に応えようとしすぎて、苦しくなってきた」という人は、「自分はルールが変わるステージまで来たのではないか?」と考えてみてほしいです。
『エッセンシャル思考』には「上手な断り方」についても書いてありました。断るのって、難しいですよね…。
他にも大事な考え方がたくさん書いてあったので、もう一度読み直そうと思います。
ちなみにマンガ版の『マンガでよくわかるエッセンシャル思考』も読みましたが、エッセンスだけサクっと知りたいならマンガ版でも十分かもです。
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