新しいことを始めるときは、期待も大きい一方で、不安も大きいと思います。
その不安の根っこにあるのは、「失敗したらどうしよう」という感情だったり。
わたしは放っておくと不安の方に注目しがちで、失敗を避けてしまう傾向があります。失敗を避けて、無難な道を歩いてしまう。
でも本心では、無難な道をいきたいなんて、これっぽっちも思ってないんじゃないかな。
「失敗したくない」という感情によるブレーキ
会社を辞めるまでのわたしは、なるべく失敗を避けて生きてきたと思います。
リスク回避の能力は生物としての本能ではあるけど、その本能が働きすぎてる部分もありました。
「失敗したくない」と思えば思うほど、大きなチャレンジをしなくなります。チャレンジしたとしても、常に失敗したときのために言い訳を準備してしまったり。
そんなわたしを見て、親や尊敬する先輩から一言。
「できるだけ失敗して、恥をかいたほうが良いよ」
いま思えば、これは本当に的確なアドバイスでした。
実際のところ、「失敗したくない」と思う一方で「本当はチャレンジしてみたい」という気持ちも持っていて。
でも「失敗したくない、恥をかきたくない」というブレーキによって、本当にやりたいことをたくさんあきらめていたと思います。
自分で自分に制限をかけて、「無難な道で良いのだ」と納得させてしまっていたのです。
そう思っていた会社員時代は、苦しくて、何をやっても夢中になれなくて、生きている感じがしませんでした。
失敗に対する考え方を変える「失敗貯金」
無難な道を歩むクセがついていたわたしは、「失敗して恥をかく」ために実践したのが「失敗貯金」です。
失敗貯金とは
- 1日の終わりに誰かと「今日の失敗」を共有する
- 共有したらお互いに「ナイスチャレンジ!」と褒め合う
- 1失敗につき100円など金額を決めて貯金する
うちは夫と2人でやっていたんですが、これ、結構難しいんですよ。
失敗を上手く避けて生きているクセは、なかなかとれないんですね。その日の失敗が見つからないことも、多々ありました。
すべてが上手くいっているってことではなくて、それだけチャレンジをしていないということです。
それでも続けるうちに、少しずつ失敗できるようになって。
しばらくしたら「失敗=挑戦したってことだ、自分ナイス!」と思えるようになっていったんですね。不思議と。
いまはもう失敗貯金してないんですけど、これは自分にとってすごく良い取り組みだったと思います。
本当にその道を歩きたいと思っているの?
「失敗」をポジティブにとらえられるようになったわたしは、失敗に対する免疫がつきました。
以前の自分からしてみたら考えられないようなチャレンジもしてきました。
2013年に会社を辞めて、フリーランスとして働き始めたのもそのひとつです。
自分自身、本当は「無難な道を歩きたい」なんて、これっぽっちも思ってなかったんですよ。
自分らしく生きたい。
思いっきり大きなチャレンジをしてみたい。
そんな本心を持っているのに、表面だけ「無難に生きたい」なんて思ったって、そりゃあ苦しいはずです。
「この生き方で良いんだ」と自分を説得してしまっている人は、本当の気持ちを隠してませんか?
本当はそんな道を歩きたいと思っていないのに、そのまま隠して生きていけると思いますか?
失敗を恐れず、もっと自由な発想で自分の人生を生きてみると、毎日がワクワクしますよ!
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