HSPの特徴5つ&対処法まとめ*敏感な心を活かして自分らしく生きる

学校のクラスや会社の飲み会など、大勢の人が集まる場所が苦手。

一度にたくさんのタスクがあると、頭が混乱する。

忘れ物が異常に多くて、家族に注意される。

みんなが普通にできること、どうしてわたしはできないんだろう

そんなことを思っていたんですが、「自分はHSPなんだろうな」と意識し始めてから、以前よりもかなりラクになりました。

今回は「HSP」について、簡単にまとめてみます。同じように悩む人の参考になりますように!

HSPとは?

HSPは “Highly Sensitive Person” の略で、直訳すると「とても敏感な人」です。

他人の感情や周囲の環境を敏感に察知してしまうため、比較的心や体が疲れやすいという特徴があります。

アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が著書『The Highly Sensitive Person』でHSPの概念を提唱し、この本は世界17ヵ国にて発売されミリオンセラーとなっています。

(日本でも翻訳本が出ています『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 (SB文庫)』)

HSPは病気や病名ではなく、その人の「気質」を表しているということがポイント。

自分はHSPかも?チェックリストで確認してみよう

気質は「生まれつきの特徴」のことで、背の高さやもともとの性格と同じく、もともと自分が持っているものです。

自分がHSPなのかについては、アーロン博士がつくった『HSPチェックリスト』で27の質問に答えてみてくださいね。

>>HSPセルフテスト(外部サイトへ)

HSPの人に共通する6つの特徴

刺激に対して人より敏感に反応してしまうため、社会生活の中で「生きづらさ」を感じる人も多いそうです。

アーロン博士の研究によると、全体の20%、つまり5人に1人はHSPであるという結果が出ています。

鈍感な人が多い社会の中で「とても敏感な人(HSP)」が生きているのですから、そりゃあ生きづらいですよね。

自分の特徴をちゃんと知ってないと「なんで自分は普通のことができないんだろう」とか「努力が足りないんだ」と思い込んで苦しくなってしまいますし…。

だから、「自分はそういう人なんだ」と理解した上で生きた方が、ずっと生きやすいはず。

HSPだからこそできることもたくさんあると思います。ここでは、HSPの特徴を5つご紹介します。

(1)音やニオイなどの刺激に敏感

音・ニオイ・味・痛みなどの刺激に敏感。

危険を察知する神経の働きが強いことが原因だそうです。

裏返せば、リスク回避が上手いということでもありますよね!

わたしは音や目に入るものに敏感なので、人混みや人がたくさんいる狭い空間が苦手なので、行かないようにしています。

おまけ

五感に加え直観力が優れているのがHSPの特徴らしく、芸術分野で活躍している人が多いんだそう。

わたしも一応「書く」仕事ですが、昔の事務の仕事よりも全然楽しいです!(人によると思うけど!)

芸術的センスもあり、勘がよく細やかだけど、うっかりミスが多い傾向にあるそうで、マイペースに進められる仕事が向いてるらしいです。

(2)空気を読みすぎる

人が考えていることや感情に敏感で、空気を読みすぎる傾向があります。

共感性が強いという意味では、とてもいいことです。人の気持ちがわかるのは、強みになりえますよね。

ただ、自分と他人の間に線を上手く引けていない可能性があるので、「自分は自分、他人は他人」を意識しなければなりません。

おまけ

わたしは空気を読みすぎて疲れることから大勢の飲み会が苦手。そういう場所にはなるべく行かないです。

(3)人の影響を受けやすい

「空気を読みすぎる」と少し似ていますが、同じ空間の中で怒っている人や不機嫌な人がいると、自分と関係なくてもハラハラしてしまいがち。

また、悩み相談を受けているうちに、自分も暗い気持ちになってしまったり。

たまには情報を遮断したり、人と会わない日をつくって「自分」を意識的に確認するようにしましょう。

(4)心も体も人より疲れやすい

人よりも周囲の状況に敏感なので、心のすり減り具合も早いんですよね。

小さなことが気になってしまったり、人を傷つけたのではないかとずっと心配していたり。

「自分は疲れやすいんだ」と自覚して、予定を詰めすぎないようにするのがおすすめですよ!

おまけ

わたしは「1日に会える人数」に上限があると思っていて、だいたい家族以外で1日に3人ぐらいと会うと、もうそれでいっぱいいっぱいです(笑)

仕事の打ち合わせも1日に2件以上あると疲れやすかったり。

自分のペースを自分がちゃんとわかってあげて、マイペースで生きましょ!

(5)ひとりでいる時間を好む

感受性が強く、ひとりで考えごとをしたり、芸術を自分なりに解釈したりするのが好きな人が多いそう。

大勢の人と一緒にいると、いろんなところに感覚を研ぎ澄ませてしまって疲れるからなのかもしれません。

そういう時間が、自分にとっては大事なんだ」ということをわかっておきましょう!

※HSPの特徴はコチラの本『敏感すぎる心がスーッとラクになる本 (扶桑社ムック)』を参考にしています。

HSPには2タイプいる!自分のタイプを知ろう

実は、HSPにも2つのタイプがあります。

「敏感すぎる性質を持つ人」のうち、7割が「好奇心が弱く、敏感な人」残りの3割は「好奇心が強く、敏感な人」です。

上の図と照らし合わせると、

左上(好奇心弱・敏感)=HSP

右上(好奇心強・敏感)=HSP&HSS

となります。

HSSは “Highly sensation Seeking” のことで「とても刺激を求める人」を指します。

HSSの気質も併せ持つHSPの人については、以下のような特徴があるそうです。

こうした傾向は、安心な環境の中で育ったHSPが現実に適応するために身につけたともいえ、非HSPの人に比べるとやや飽きっぽい傾向に。

一見外向的に見えますが、本質は違うため、体調を崩したり、さまざまな過敏症にもなりやすいのです。

敏感すぎる心がスーッとラクになる本 (扶桑社ムック)より引用、強調追記

ちなみに、わたしは割とHSS寄りのHSPで、チャレンジは好きなのですが、豆腐メンタルで凹みやすいです…。

HSPにもいろいろなタイプがあるということを知り、「自分」をちゃんと理解して活かせる場所に置いてあげるのがいいと思っています!

生きづらさを減らすには?HSPとして生きる対処法

「HSPだから、もうずっと生きづらいんだ…」と悲観的になってほしくない…!

ということで、複数の本で言われている対処法と、HSP気質を持つわたしが実践する方法をいくつか書いておきますね。

(1)自分と相手の境界線を意識する

共感性が高いのはHSPの良いところでもありますが、もう少し自分と相手を切り離して考えても大丈夫。

自分と相手の間にバリアーがあるようなイメージを持つと良いみたいです。

「自分」を持って生きることが大事なので、自己肯定感を高めるのも大切。こちらの本がおすすめです*

(2)今、ここに集中する

過去を公開したり、未来を不安に思ったりして気疲れしてしまいやすいので「今ここ」に集中するよう意識しましょう。

こちらの記事も参考にしてみてください~

「すべき」思考になってない?休日ぐらいは「頭」ではなく「心」で判断しよう

2018.07.08

(3)自分の感情と向き合う

周りのことばかり気にしてしまいがちなので、意識的に「自分の気持ち」と向き合いましょう

特にマイナスな感情や、自分では認めたくない感情も、抑圧せずに「そうだったんだね」と声をかけてみるイメージです。

そうすると、少しずつ自分の気持ちを大事にできるようになっていくはず!

自分に正直に生きるために今日やってほしいたった1つのこと

2016.11.14

(4)週に何回かひとりで過ごす日をつくる

HSPにとっては、ひとりの時間がとても大切。

わたしは週に何回か、ひとりで家で読書をしたり、ひとりでお出かけする時間を取ってます。

普段は仕事や家庭もあってなかなか「ひとり時間」が取れないからこそ、先にスケジュール帳に書き込んで、優先度を上げておきましょ!

(5)自分の心地よい環境に身を置く

これが一番重要だと思うのですが、わたしは今、人付き合いもそれほど多くなく、おおかた自分のペースで仕事ができて、好きな人たちとだけ付き合って暮らしています。

また、住む場所も人混みが少なく、かなり快適です。

自分が心地よいと思える土地、家、人間関係、仕事の中に身を置くと、HSP特有のクリエイティビティや細かいことに気付ける力が、長所になって現われるはず。

いっきには難しいと思いますが、少しずつ、自分の心地よい場所を見つけてみてくださいね。

HSPについてもっと知るには?オススメの本をご紹介

わたしがこのブログ記事に書いているのは、あくまで自分の体験と、書籍を参考にした内容です。

特徴や対処法などをもっとくわしく知りたい方は、以下の本を読むことをおすすめします。

HSPの概念が簡潔にまとめられており、どうすればそれを活かせるかまでくわしく書いてあるムック本です。

他にも何冊か読みましたが、「どうすれば気持ちがラクになるか」「それをどう活かすか」までちゃんと書いてある本は少なく、この本が一番わかりやすいなぁと思いました。

著者はHSPについて多数の本を書いていらっしゃる精神科医の長沼睦雄さんです。

「もっとHSPについて深く知りたい」という人は、HSPの概念を提唱したアーロン博士の著書がおすすめ。わたしは原著『The Highly Sensitive Person』を読みましたが、日本語版はこちら。

ご紹介した本を読むと、「わかるわかる」「それ、わたしのことだ」というのが、たくさんあると思います。

「自分だけじゃないんだ!」と知るだけでも、少しラクになるかもしれません。

まとめ

さいごに、一番大事なことを書きます。

「わたし、HSPなんだ」で、終わりにしないでください。そこで終わっちゃうと、現状が何も変わらないんです。

特にこの気質を持つ人は、「どうせ私なんて‥‥」となってしまいがち。

HSPは、子どもの頃から嫌だと感じていても、自分の思いをうまく伝えることができず、つらい体験をくり返していることが多いもの。理不尽な仕打ちに遭っても言い返せないため、「どうせ自分なんて」と無力感を抱き、自己評価が低くなってしまう傾向があります。

(『敏感すぎる心がスーッとラクになる本 (扶桑社ムック)』P44より引用/強調はマツオカが追記)

「HSPだから上手く生きていけないんだ‥‥どうせ私なんて‥‥」と思ってしまったら、もったいないです。

何かをあきらめるための言い訳にするのではなく、「自分はそういう気質だ」ということを理解して、それを上手く活かすことが大事だと思います。

現にわたしは、

  • 人混みや大勢が苦手⇒満員電車に乗らなくて良い生活に変えた
  • たくさんの人とコミュニケーションをとるのが苦手⇒少人数と関わりながら自分のペースでできる働き方に変えた
みたいな感じで、自分を活かせる環境を自分で選ぶようにしています。

自分がどんなタイプなのかを自分で理解し、まわりのみんながどうであれ、自分にとって楽しい生き方を選択していきましょう!

※こちらの記事もどうぞ

期待に応えるのに疲れた人へ。気付いて欲しい3つのこと

2018.02.23

生きづらいのはアダルトチルドレンだから?克服した方法3ステップ

2016.06.14

 

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