集団の中にいると苦しくなる。他人の期待に答えなきゃと思ってしまう。
敏感に空気を読んでしまう人ほど、生きづらさを感じてしまいやすいような気がします。
でもそれって、自分の考え方ひとつで、少しラクになったりするものかもしれない。
生きづらさを感じる人にとって、考え方のヒントになるような3冊の本をご紹介します。
1.「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である(名越康文)
精神科医の名越康文さんが書いた、集団の中で疲れてしまった人に向けた本です。
「ひとりぼっち」というと孤独な印象を持つかもしれませんが、実際はまったく孤独なものではなく、むしろ自分らしさを活かせる時間をつくるために必要なことだと感じました。
群れの中で過ごしているうちに、私たちの心の中には、家族からの期待、仕事の責任、社会の常識など、さまざまな「声」が聞こえてきます。
こうした心の中の他人の声は四六時中、私たちに「こうあるべき」「こうすべき」「これはやってはいけない」とプレッシャーをかけてきます。
(本書p29より引用)
そんなプレッシャーをまったく感じずに自分の才能や興味を発揮できるのが、「ひとりぼっちで過ごす時間(ソロタイム)」です。
ひとり時間が充実していれば、集団の中にいても生きづらさが少なくなるかもしれませんね。
2.嫌われる勇気(岸見一郎・古賀史健)
「人間の悩みはすべて対人関係についてである」というアドラー心理学の考え方が、対談形式でわかりやすくまとまっている本です。
今すぐに実践できるよう、具体例がたくさん書かれています。
他者からの評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれないのです。
(本書p163より引用)
まわりの評価を気にしてしまう、自分と他人を比較してしまう、自分に自信がない、こういったことの原因や、どうすればこの生きづらさが解消するのか、アドラー心理学のひとつの答えが書いてあります。
対人関係に悩む人に、ぜひ一度読んでほしいなと思います。
3.孤独がきみを強くする(岡本太郎)
有名な芸術家・岡本太郎さんの過去の著書から、「孤独」や「生き方」に関する名言を集めた本です。
「私はそんな人間じゃありません」なんて憤然としたり、「あいつはおれを誤解している」と恨みがましくめそめそしたり。
だけど、じゃあ自分の知っている自分って、いったい何なんだい?
どれだけ自分がわかっている?
せいぜい、自分をこう見てもらいたいという、願望のイメージなんだよ。
そんなものは叩きつぶしてしまわなければ、社会とは闘えない。
(本書p9より引用)
極論な部分もあるけれど、力強い岡本太郎さんの言葉は痛快で、「そうだよね、これでいいんだよね」と背中を押してもらえます。
大きいことを成し遂げた人は、やっぱり孤独と向き合っているなぁと感じます。
まとめ
集団に上手くなじめず、生きづらさを感じてしまう自分は社会不適合者なんじゃないか?
と、思ってしまうことも、わたし自身あります。
そんなときに「そんなに周囲のことを気にする必要はない」「むしろ孤独と向き合うことこそ大事なことだ」と教えてくれる本を3冊ご紹介しました。
わたしと同じように生きづらさを感じる人にとって、何らかのヒントとなりますように。
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