ライターとして「書く」を仕事にしながら、頼まれ仕事以外でもこのブログや運営サイト、Twitterなどでひたすら書く毎日。
書くこと自体は全然つらくないのだけど、たまに「どうしても書けない」という時があります。
ライター・狩野ワカさんとの企画『書くことについて 二人のひとりごと』の第11回は、書けなくなる理由について考えてみようと思います。
書けなくなってしまう2つの理由
ライターの仕事として、取材記事や広告コピーを書けなくなってしまうことは、わたしの場合ほぼありません。
(あるとしたら、夫とケンカした直後か、体調が悪いかのどちらか…)
ただ、ブログやTwitterは、全然書けなくなる時があります。体調などに関係なく。
それらは誰かに頼まれて書いているわけじゃないのだから、書けなければそれはそれで、というスタンスもあると思うんだけど、わたしにとって「書く」は社会につながる活動でもあるので「書けない」はちょっとストレスに感じることも。
※なぜ書くのか、はこちらのブログに↓
じゃあ、なぜ、書けなくなってしまうのか。
それにはどうも2つの原因がありそうだ、と気づきました。
1)自分のハードルを勝手に上げているから
これは気持ちの問題。
自分が勝手にハードルを上げがちだと知っているから、昔の自分もこうして書き残してくれています↓
最近、ブログを書くハードルはかなり下がったのだけど、Twitterは今でもたびたび「書けない」に陥ります。
そういう時はだいたい
「わたしが言いたいこと、〇〇さんがもう言ってくれてるし、わざわざツイートしなくていいかな…」
って思っています。「〇〇さん」に入るのは、自分が好きでチェックしている人達です。
だから「こういうことをツイートしたい!」と思ってTwitterを開いて、ツイートする前にタイムラインを見ちゃったりすると、「あ、なんかもういいかな」ってなっちゃったり。
要するに、他の人が言っていることと同じことをツイートするのはNGというハードルを、知らないうちに自分に課しているってことです。
でも、そんなのは無理なんだよなぁ。わたしが考えていることは誰かも考えていることで、むしろだからこそ発信する意味があるんだけど…、それはわかっているつもりなんだけど…
わかっているだけで、どこかで「それって意味あるの?」と思っちゃうんだろうな。意味なんかなくたっていいのにね。
2)「書く」ばかりしていて頭がからっぽだから
わたしがツイートしたいことやブログに書きたいことを思いつくのは、だいたいこんな時。
- 誰かと話したあと
- 本を読んだあと
- お出かけしている時
何かインプットがあった時に、自分の中の「考え」が芽生えて、書きたいと思うんです。
一方で、まる一日自宅で記事を書いている日は、なにも浮かばないことの方が多くて。
ライターとしての仕事は、取材はインプットなんだけど、書いている最中はひたすらアウトプットです。頭もめちゃくちゃフル回転なので、終わったあとはぐったりしてます。本を読もうとすら思えないぐらい。
もちろん、ライターとして書くのも好きなので続けていきたいのだけど、今はちょっと「書く以外の仕事もしたい」と思い始めています。
それは、例えばお店かもしれないし、「自己分析ノート」のような商品をつくることかもしれない。それが何かはまだ、わからないけど。
おわりに
ライターとしての「書く」は、何を書くか、いつまでに書くかが決まっているから、どちらかというと書きやすいです。
一方、自分の中身を出すために「書く」は、「書く」以外のことを大事にしていないとできなくなっちゃうので、難しい。
ただ、それでもやっぱり書くのが好きなんですよね。だって「難しい」とか「書けない」と思いつつも、どうしても書きたいんだから。
だからこそ、ちゃんと書き続けられるように、「書く」以外の時間を大事にしなきゃな。
ライター友達の狩野ワカさんと「書くことについて」の連載をやっています。
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「書く」ことばかりしてると空っぽになるというのも本当にその通りだよね。
この企画では、お互いの文章を読んで、それ以外にもいろいろ話をすることで「書きたいこと」がたくさん生まれて、やっぱり「書く」以外のことって大事だなあと実感したよ。