多機能は目指さない。自分らしさを磨く「引き算」の方法

毎月「今月のテーマ」を決めているのですが、12月は「引き算をだいじにする」がテーマです。

自分が着飾るために身に付けている余計なものを整理して、本来力を入れるべきところを磨いていこうと思っています。

いまって「足し算する必要のないこと」を、たくさん足しちゃってる感じがするんです。

多機能を目指すのではなく、一点を磨く

いろいろ足し算した結果「なんでもできます」の人になると、それは「何の人なのかわからない」につながり、極論を言えば「なにもできません」と同じ意味になってしまいます。

それは、例えるなら多機能の電子レンジみたいなもの。

温めはもちろん、魚も焼けて、パンはこねる工程からおいしく焼けるところまでカバー、さらにスチーム機能でカロリーカット!みたいなやつ。

でも、わたしは多機能にはあまり魅力は感じなくて。

むしろ、バルミューダみたいに「いろんなことはできませんが、パンはめちゃくちゃおいしく焼けます」の方が、魅力的です。万能なレンジよりも、おいしくパンが焼けそうだと期待できます。(例え性能は同じでも!)

だから、自分もそういう方向を目指したい。それには、うまく引き算をする必要があります。

魅力が増す引き算の仕方

引き算の仕方について、『引き算する勇気』という本がとても参考になるので、いくつか引用します。

ポイントになるのは、引き算をしたときに新しい価値が生み出されることである。もし、新しい価値が生まれなければ、それは「引き算」ではなく、単に「無駄を省いた」「余分なものを取り除いた」に過ぎない。(P205)

業界の常識にとらわれていたら、なかなか引き算はできない。引き算の戦略で大切になるのは、「反常識」の発想だ。「非常識」ではなく、「反常識」である。(中略)常識を知った上で、あえて常識の反対を行く。(P225)

引き算をする理由は、無駄を省くとか、余分にやっていることをやめるという意味合いもあるけれど、それだけではなくて。

引くことで魅力が増して、より必要な人に届くことが「うまい引き算のやり方」なのだと感じます。

その辺りは、少し『エッセンシャル思考』とも通ずるところがあるように感じました。どちらも良い本なので、気になったらぜひ。

おわりに

さいごに「じゃあ具体的に、マツオカは何を引き算するの?」ということを。

とりあえずこのブログや、他の運営しているミニサイトの内容・デザイン・本当に届けたい人を見直し、引き算したいと考えています。

ライターとしては、実は今年は少し仕事の内容を絞ってきました。

これまでは「インタビュー・体験取材・コラム・コピー・広告系…」といろいろやっていたんですが、現在は「インタビュー・コピー・広告系」がメインに。

ライター5年目になって、ようやく自分が何を書くのが楽しいのかわかってきて。そのあたりはnoteの有料マガジン『取材ライターの頭の中』にも書いていくので、気になる方はどうぞ。

他にもSNSの使い方や、仕事のやり方、生活など、いろいろと集中的に見直す1カ月にしたいと思います。

 

※今回ご紹介したこちらの2つの本、どちらもとても良いので、おすすめです。

 

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