「こういうこと、やってみたいなあ」と頭の中に浮かんできた時、「いや、無理だよ、できないよ」と自分で打ち消してしまう。
そうやって「できない」ばかりで頭の中を埋め尽くすと、自分の思考の幅を狭くすることにつながってしまいます。
すぐに「できない」と思考を止めるのはもったいない。
「どうすればできるのか」を考えてみてほしいと思うんです。
「できない」で思考停止するのはもったいない
子どもの頃は「〇〇やってみたい」と思ったら、何も考えず行動に移していました。
上手にできるかどうかとか、そもそも自分にできるのかなんて考えず、思うがままに動けていたんです。
でもだんだんと大人になって、経験が蓄積して、「上手」や「下手」という判断や、予測ができるようになっていきます。
そうやって頭の中に経験や知識が溜まっていくにつれて、まだやってみてもいないのに「できない」という判断が可能になってしまうのです。
「できない」は無敵です。「できない」と思うことで、失敗を防ぐことができるからです。
でも、それって本当に楽しい?
何でも「できない」ことにして、自分は本当にそれで良いの?
たしかにやってみたら失敗するかもしれない。でも、やってみないと成功することはない。
実際にやるかやらないかは別として、「できない」で思考停止してしまうと一生チャレンジできないから、もったいないと思うんです。
たいていの場合は「現状はできない」
「できない」という判断をくだす時、たいていの場合は「現状はできない」だと思うんです。
今はお金がないから、時間がないから、知識がないから、できない。
でも、それって当たり前だと思うんですよね。
「やってみたい」と思ったことって、今まではやっていなかったことなワケで。
そのほとんどは「現状のままではできない」んですよ。現状やってなかったところに新しいことをプラスするワケだから。
誰だって新しいことをやる時は、現状を多少なりとも変えなければならないんです。
じゃあ、できるように現状を変えていけば良いですよね。
「現状はできない」で思考停止するのではなくて、「どうすればできるか?」を考えた人だけが、実際に「できる」という状態になれるのです。
「どうすればできるか?」と考えるクセをつける
「できない」が口癖のようになってしまっている人にとって、「どうすればできるか」を考えるのは、最初は難しいかもしれません。
「どうせできない」という自分の声が、頭の中に入ってくることもあるでしょう。
そういう時は、実際に「できない」を「できる」に変えてしまった人の思考に触れると良いと思います。
多くの人が「無理でしょ!」と思うようなことを成し遂げたスポーツ選手とか、誰も思いつかなかったような商品を開発した企業の人とか。
「どうすればできるか?」を考えたからこそ、今の彼らがあるワケです。
そういう人は本やインタビューで自分の思考を発信してくれています。
ちなみにわたしは、小さな町工場でロケットを飛ばした植松努さんの考え方がとても好きです。
「自分なんて」と思わないために、誰もが「できない理由」を探すことなく、「できる理由」だけを考えるようになればいい。
(好奇心を“天職”に変える空想教室 p215より引用)
プレゼンテーション動画のTEDでも、植松さんの考え方を知ることができます。
>>『思うは招く(Hope invites)』植松努│TED
わたしはこの本と動画にとても勇気をもらったので、「できない」で頭がいっぱいの人に、ぜひ見てもらいたいです。
「やってみたいな」をすぐに行動に移さなくても良いから、「できない」と言ってピシャっと思考を断ってしまうのではなく、「どうすればできる?」を考えてみるクセをつけてみてほしいな。
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