フリーランスとして生きるために、誰もいない場所を探す

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世の中においては、正解がいくつもあることの方が多いですよね。

フリーランスとして生きる道にも、いくつだって正解があります。

というよりむしろ、正解がないと言った方が良いのかもしれないけど。

だからこそ、いろんな人の「フリーランス観」に触れるのが、わたしは好きです。

フリーランスの1つの在り方を書いたエッセイ

先日読んだ『誰もいない場所を探している』という本が、とても興味深かったのでご紹介します。

著者は会社員を辞めて、まったくの未経験からコーヒー屋さんを始めた人。

でもこの本はコーヒー屋さんの話を通して、「フリーランスの1つの生き方」を書いた本だと思います。

凡人には凡人の生き方がある。一流でも二流でも三流でもない、普通の人がフリーランスで生活していくために必要なことがある。

(本書p9より引用)

正直なところ、わたしはこの本の内容のすべてに「そうそう、そうだよね!まったく同意!」と思っているワケではありません。

それでもやっぱりこの著者の生き方は「フリーランスの1つの在り方」であって、グサグサと刺さるものがたくさんありました。

特にわたしの頭にこびりついた部分を、3つご紹介してみたいと思います。

ムダをすべて省くことが正義ではない

合理的だったり無駄がなかったり、完璧だったりするのはもういいと思うようになったのは、切符派になってからかもしれない。(中略)手のひらに感じる僅かな重さを大切にしたいから。

(本書p97より引用)

電車に乗る時、著者はICカードを使わずに切符を買っているという話の中の一節です。

その話自体は「そうなんだ、それは好みの問題ですね」という感じなんだけど、この一節はなぜだかわたしにグサっと刺さった。

本は文面のまま読むんじゃなくて、それがどういうことを指しているのか、深読みしながら読むのが楽しいですよね。

わたしは割と合理的な性格で、ムダを省こうとしがちです。

でも、ムダなことをするからこそ「僅かな重さ」を感じることができるとしたら?

そもそもムダをすべて省くことが、人生の目的ではないのでは?

自分がムダを省きたがり屋だということを知っている一方で、ムダを省かない方が楽しい時もあるということも理解しているから、意識的に遠回りをするようにしてます。

遠回りをして、迷って、損をして。

最短距離で、最も得な道を歩きたいと思ってしまいがちだけど、寄り道するからこそ楽しさがある。

フリーランスとしての働き方もそうで、「生計を立てる」ということだけを考えればいろいろ決めやすかったりもするんだけど、実際はそうじゃない。

自分の実現してみたいことや、自分の曲げたくない信念があったりして、「こっちかな~、あっちかな~」なんて迷いながら歩いていく。

迷っても良いじゃないですか。だからこそおもしろいじゃないですか。

むしろムダの中にあるおもしろさを提案できたら、それってすごく素敵なことなのかもしれない……と漠然と思っています。

いいものをたくさん取り入れる

コーヒー屋がコーヒーのことばかり話しててはダメでしょ。いい音楽聴いたり美味しいもの食べたり、いいものにたくさん触れて自分自身の感覚を高めていかないと。

(本書p126より引用)

「コーヒー」の部分を自分の職業に置き換えてみると、なんだかズシンときたんです。

自分の職業のことばかり考えてしまいがちなんだけど、本当はそれ以外のところにたくさんヒントがあるように思います。

この本だってコーヒー屋さんが書いた本なんだけど、その視点の中には私のようなライターが持つべき視点もたくさん紹介されていて。

ライターが「いい文章」を取り入れるのはもちろんだけど、もっと他にもたくさんあるんだよなと思い出させてくれました。

誰もいない場所を探そう

この本のタイトルであり、本の中盤ぐらいで触れられている「誰もいない場所を探している」という表現。

これはフリーランスが生き残るために必要な考え方であり、実はそんなに難しいことじゃないんだと感じました。

「誰もいない場所」は割と近くにあって、そこを見つけたら、ただひたすら目の前にあるものと向き合いたい。

誰に伝えたいのかを見失わずに、毎日まじめにひたすら向き合う。

そんなことを教えてくれたように思います。

 

ちなみにこの本は、ノウハウを教えてくれるような自己啓発本とはちょっと違います。

文字数も多くないし、さわやかなエッセイみたいな。

でもとっても大事なことや、興味深い考え方が書いてありましたよ。

頭が疲れた時に、読んでみるといいかもしれません。

今回ご紹介した本

 

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