政府も注目するクラウドソーシングとは?利用歴3年のライターがわかりやすく解説!

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「クラウドソーシングって聞いたことあるけど、なんだかよくわからない」

「それって怪しくないの?」

割とよくこんな感じのことを聞かれるので、今回は私が3年間利用している「クラウドソーシング」について、全力で解説してみたいと思います!

クラウドソーシングってなに?

ざっくり言えば、ネットを使って企業が個人に仕事をお願いできる仕組みです。

イメージとしては求人サイトが一番近いと思います。

バイトならバイトルとかタウンワーク、就職ならマイナビとかリクナビとか。

たくさんの企業がクラウドソーシングで求人を出してる

クラウドソーシングの仕組み

クラウドソーシングサイトの1つであるランサーズでは、これまでに120万件以上の求人を載せてきたとか。

私も毎日チェックしていますが、日々大量に新しい求人案件が掲載されます。

例えば企業が「新しいWebサイトをつくりたいんだけど、会社内にデザインできる人がいないな~」と思ったとしたら、外注しますよね。

特定の外注先にお願いする場合もあるとは思いますが、クラウドソーシングを使って個人にお願いすることもできます。

その場合、企業はクラウドソーシングサイトに「Webサイトつくってくれる人募集!」と求人を掲載し、クラウドソーシングの登録者がつくるという感じです。

上のイメージのように、たくさんの企業の求人を「クラウドソーシングサイト」がまとめて、その求人に合った登録者が仕事をするのです。

※実際は企業と個人のやりとりだけではなく、企業と企業、個人と個人のやりとりもありますが、ややこしくなるので無視。

クラウドソーシング登録者から見るとこんな感じ

クラウドソーシングとは

登録者側から見ると、クラウドソーシングに求人を探しにいって、自分ができる案件を見つけて、お仕事をする感じ。

お仕事が終わったら、クラウドソーシングを通して依頼企業から報酬が支払われます。

登録者としては、お金のやりとりも、連絡も、すべてクラウドソーシング上でできるのでラクなんです。

わたしはフリーランスのライターですが、クラウドソーシングを使わない場合は、それぞれの企業に営業をかける必要があります

一社だけとお取引する人もいますが、依存してしまわないためにも、たいてい複数の企業と取引をします。

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時間的にも肉体的にも営業をかけられる数には限界がありますし、営業をかけてみた結果、企業が「やってほしい!」と思っていることと、わたしができることに差がある場合もあります。

またお金のやりとりも企業ごとに手順が違うので、クラウドソーシングを利用するよりも手間がかかるのです。

だからこそ、クラウドソーシングサイトに「自分のできる仕事」を探しにいく方が、効率的だったりします。

でもまあ、実際は両方やってます。

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こんなイメージ。

自分で営業かけられるところは限られてるので、クラウドソーシングを上手く活用したい。

でも、クラウドソーシング頼りになってしまうのも避けたい。

避けたい理由としては、クラウドソーシングのみで仕事をする場合、それを利用していない企業とはお仕事ができないことになってしまうからです。

あとは、クラウドソーシングを利用するにあたって、手数料がかかります。

手間を省いてくれるのですから手数料は当然ですが、キャリアを積んだらクラウドソーシングの外でも広げていくイメージです。

今のわたしは、クラウドソーシングで出会った案件もやりつつ、個人的に企業とも取引しています。

クラウドソーシングで募集されているお仕事

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クラウドソーシングサイトには複数の種類のお仕事が掲載されていますが、主にWeb関連が多いです。

サイト作成、デザイン、Webライティングなどの案件が多いと思います。

このあたりは変化の激しい分野であり、企業の中に専門家がいない、もしくは足りない場合も多いのかな?と勝手に分析しています。

他にも翻訳やデータ入力、ネットショップ運営、資料作成などが募集されています。

基本的には在宅でできる仕事がほとんどです。

ちなみにわたしはWebライティングをやっています。

クラウドソーシングを始めて見た時に「Webライティングって楽しそうー!」と思って始めて、今にいたります。

クラウドソーシングを使うメリットデメリット

ここまで書いたことも含め、クラウドソーシングを利用することのメリットとデメリットをまとめておきます。

【メリット】

・毎日大量に求人案件が掲載されるので、いつでも仕事を探せる

・お金や連絡などのやりとりを一本化できる

・クラウドソーシングサービス側がお金の管理をしてくれるので、支払いトラブルが少なくなる

【デメリット】

・手数料がかかる

・クラウドソーシングを利用していない企業とは出会えない

クラウドソーシングに関する批判にこたえてみる

クラウドソーシングは比較的新しい言葉であり、「よくわからない」という理由で「あやしい」と思われてしまうこともあったり。

そのあたりを払拭したいので、以下の疑問にこたえてみます!

ネットで簡単に稼げるなんて、あやしすぎる!

そのとおり!簡単に稼げるワケはありません!

「簡単に稼げる」って書いてあったら、あやしい求人だと思ってもらって良いと思います。

クラウドソーシングにも「簡単に稼げる」という文言で求人が載っていたりしますが、それは「簡単にちょっとしたお金がもらえる」だけであって、「簡単に生計が立てられるほどお金が稼げる」とは違います

バイトの求人と一緒ですね。「○○するだけの簡単なお仕事です」みたいなバイトの求人ってあるじゃないですか。

でも本気で「簡単なお仕事」だけで生計を立てようとしたら、ハードに働く必要がありますよね。結局。

クラウドソーシングサイトは求人サイトみたいなもんなので、その中からどんな仕事を選び、どのように稼ぐかは自分で考えなければなりません。

「ラクしたい」とか「待っているだけで仕事がくる」と思っている人は、クラウドソーシングで生計を立てるのは難しいです。

仕事をしたら本当にお金がもらえるの?大丈夫なの?

わたしは3年間利用していますが、今のところ一度もお金がもらえなかったことはありません。

「クラウドソーシングサイト」って言われるとあやしい感じがしますよね。運営会社は何なの?大丈夫なの?って思うのも、わかります。

わたしはクラウドソーシングサイトを運営しているランサーズに行ったことがあるので、その時の写真を貼っておきます。

ランサーズ 17

ちゃんと渋谷にオッシャレーな会社があるし、働いている人も「新しい働き方をつくりたい!」という熱い人ばかりでした。

クラウドソーシングは、注目されているんです

クラウドソーシングは日本政府も注目してる

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Googleトレンドより引用)

こちらはGoogleで「クラウドソーシング」という言葉がどれだけ検索されたかを表すグラフです。

2011年ごろは全然検索されていないのに、2012年から徐々に上がってきています。

「クラウドソーシング」という言葉が、最近一般的になった言葉ということですね。

テレビで紹介されるたびに急激に検索数が増えているようです。

ちなみに中小企業庁による『中小企業白書』の平成26年版でも、クラウドソーシングについてガッツリ書かれています。

しかしながら、クラウドソーシングは、時間と場所を問わず、仕事内容によっては特別なスキルを必要としないため、時間と場所に大きな制約がある子育て世代の主婦の働き方を変える可能性がある。

平成26年版 中小企業白書より引用

特に女性が活躍する社会を目指す今の政府にとっても、要注目のサービスなんですよね。

フリーランスをもっと増やしたいという政府の動き

経済産業省は、深刻化する人手不足を解消するには、特定の会社などとは雇用関係を結ばずに仕事をするフリーランスと呼ばれる働き方を普及させることが一つの手だてとなるとして、具体的な課題などについて検討を始めました。

NHKニュースWeb『人手不足解消へ フリーランスの働き方の普及検討』より一部引用

「あれ?フリーランスっていう働き方をもっとメジャーにしたら、働きたいのに働けない人も働けるんじゃない?」

って、国のえらい人たちも気づいたんですね。

フリーランスという働き方は別に新しいものではないんですが、やはり世間の主流は「会社員」などの組織に属する働き方です。

でもこれからフリーランスがもっと一般的になれば、もっともっと多くの人が自分らしく働けると思うんですよね。

クラウドソーシングはその入り口の手助けをしてくれるだろうし、クラウドソーシングを活用することで会社員からフリーランスになった私も、必要がある人に向けて「こういう働き方もあるよ!」という提案ができれば良いな~と思っています。

 

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