批判ばかりする人の3つの心理と嚙みつかれた時の対処法

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「それは違うよ!こう考えるべき!」みたいな批判をよく見かけます。ネット上でも、現実世界でも。

そういう批判を見るたび、「そんなに頑張って批判しなくても……」という気持ちになります。

今回は、批判ばかりする人の3つの心理と、自分がそういう批判に出会ってしまった時の対処法について書きます。

(1)自分が否定されたと感じている

特定の個人ではなく大勢に向けて発信された言葉に噛みつく人は、その言葉を受けて「なんでそんなこと言うの!ひどい!」と傷ついてしまった人です。

実際のところはその人を否定した言葉じゃなかったとしても、自分のことだと思って受け取ってしまいます。

  1. 自分が否定された
  2. 反論しないと「否定された自分」がかわいそうだ
  3. 相手を強く批判する

こんな感じ。

自分の意見を表明するのは良いことだと思うのですが、批判をすることで自分を守ろうとするのではなく、「自分は自分だ」と思ってスルーするのが本当は一番いいのにね。

もし「なんでそんなこと言うの!ひどい!そっちが間違ってる!」と批判してくる人がいたとしたら、その人は勝手に傷ついてしまっているので、議論をしても建設的ではありません。

そんな人の対処法

  • 本当の意図がどういうものだったかを説明する
  • 「あなたはそう思うんですね」と受け止めてあげる

ふっかけられたケンカに乗ってしまうと、たぶん議論は平行線のままです。「きっと傷ついたと勝手に思ってるんだろうな」と思って、こちら側は余裕を持っておきたいところですね。

(2)「自分と同じ意見になってもらわねば!」という謎の正義感

自分と違う意見の人があらわれた時に、猛烈に批判している人もいます。気持ちとしては「自分と同じ意見になってもらわないと!」と思っているんでしょう。

要するに、相手を説得して自分が正しいことを証明したいんです。

でも本当は、自分と他人は同じ意見でなくてもよくて、自分は自分、他人は他人です。

「自分と他人は違う」という前提を理解できていないから、そういう謎の正義感が生まれてしまうんです。

そんな人の対処法

「あなたの言うこともわかります。でも私はこういう意見です。みんないろいろな意見がありますね☆」とサラっと受け流す。

自分と他人は別だという考え方に関しては、『嫌われる勇気』を読むのがオススメです。自分の課題と他者の課題は違うということが、わかりやすく書いてあります。

(3)「批判できる自分、論理的でカッコイイ!」と思ってる

こうしてブログを書いていると感じるのですが、伝えたいことを伝えるためには、それ以外のことをそぎ落とす必要があります。

発信する人はいつだって「そぎ落とすリスク」を背負っています。

そぎ落とさないまま情報を発信するとしたら、

「Aというパターンもある、Bというパターンもある、Cというパターンもある。それぞれのパターンにはこうすべきで、でもこういう可能性もあって……」

といったように、あらゆる方向に気を遣わなければなりません。それだとわかりにくいから、「Aというパターンは、こうです」とそぎ落とします。

でも、そぎ落とすと「いや、Bというパターンもあるじゃないか!」と突っ込みがきます。

突っ込みぐらいなら良いんですけど、それが猛烈な批判&説得となって、まわし蹴りをくらわせてくることもあるんです。

そういう時に猛烈な批判をしてくる人は、「批判できる自分、論理的でカッコイイ!」と思ってるのだと思います。

実際に他の人からも「そうだ!その批判の方が論理的だ!」みたいな賞賛をされることもあるかもしれません。

誰かの意見を聞いて、それに自分が反応して、それがきっかけとなって深く考えること自体は、すごく良いことだと思うんです。それを声に出すのも、悪いことではないと思います。

ただ、その人と違う意見だからといって、その人を説得しようとする必要はないですし、批判する人は後出しジャンケンをしていることを自覚した方が良いです。

本当の意味で論理的に考えられるなら、誰かを批判するのではなく、自分から何かを発信した方が良いですよ。

そんな人の対処法

  • その説得に付き合ってあげる必要はない
  • 「はいはい、論理的だね~、かっこいいね~」って心の中で思っておきつつスルーする
    (実際に言うとケンカになるので、心の中で……笑)

自分の価値は周囲に左右されない

批判してくる人も、批判された側も、たぶん傷つくんですよね。いいことないです。

でも本来、自分の価値は周囲に左右されたりなんかしないんですよね。自分が誰かから否定されても、その人の評価によって自分の本来の価値が下がることはないです。

自分は自分、他人は他人。

もし誰かから攻撃的な批判を受けたとしたら、「その人は今、課題にぶつかっているんだな」と思うようにしています。

なぜ批判したのか、本当はどういう気持ちなのか。たいてい、その課題は自分とは関係ないものなので、私は触れません。自分の課題だけで精一杯だったりもするし。

だから、批判されたからといって、傷つく必要ないよ!

という話でした!批判されて「なんでそんなこと言うんだろう」と傷ついている人の参考になれば幸いです。

※こちらの記事もどうぞ

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2016年12月13日

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