「あなたにはムリだよ」と言われたら、傷つくし、落ち込みますよね。
でも、本当にムリなんでしょうか?
真に受ける前に、一歩立ち止まってみた方がいいと思います。
あの人は、なんで「ムリ」って言ったんだろう?
ムリかどうかなんて、やってみないとわからない
わたしは長い間、大学受験生向けの塾講師をしていました。
進路を決定する時期になると、必ずこういう相談を受けます。
「○○大学を目指そうとしていたのですが、自分にはムリなので、志望校を変更しようと思います」
わたしから見れば、今から頑張れば全然ムリじゃない生徒たちです。
「なんでムリだと思うの?」と聞いてみると、こう言います。
「学校の先生が、おまえにはムリだって」
この言葉を聞くたび、本当に悲しくなります。なんでそんなこと言っちゃうんだろう。
こういう相談を受けたら、「なぜムリだと言われたのか」「じゃあどうすれば実現できるのか」を生徒と一緒に考えます。
ムリかどうかなんて、やってみないとわからないのです。
やったことない人がアレコレ言うのは簡単
さっき書いたのは大学受験における話ですが、こういうシチュエーションって本当に多いです。
誰かに「ムリ」と言われた、
もしくは一般的にムリだと言われている、
さらには誰かを見ていて「コレは自分にはムリだ」と勝手に思ってしまう……
そして「ムリだ」とあきらめた人々は、今度は他人に対して「そんなのムリだよ」と言うようになります。
「ムリだよ」の再生産です。永遠に終わらない悪循環です。
しかし気付いてほしいのは、そういう人たちは「あきらめた人たち」だということです。
自分がやったことがないから、「そんなのはムリだ」と思っているのです。
もしくはちょっとやってみたけどダメだったから、そう言っているのです。
こういう人たちはコンプレックスを抱えていて、自分がムリだと思っていることを誰かに実現されると困るのです。
自分ではそう気づいていないとしても、心の中ではそう思っているはず。
そんな人の言うことを信じるの?
これから頑張ろうとしている自分を信じずに、「あきらめた人」の言葉を信じちゃうの?
とりあえず、動いてみるのはどう?
誰だって失敗したくないのです。
真剣に考えているからこそ失敗したくなくて、失敗しないために他人の意見を聞きたくなります。
もちろん他人に意見を聞くことは大事だし、アドバイスをもらうことも大事です。
でも、聞く人は選ばなければなりません。
大人や先輩ならば誰でも良いってワケではなくて、自分が実現したいことを実際に成し遂げた人に聞くべきです。
それと、人に聞けばマイナスの意見もプラスの意見も返ってきます。
それを受け止めて、最終的に決めるのは自分です。他人基準で人生を決めてはダメです。
それに、もし道を間違ったとしたって、人生がゲームオーバーになるワケじゃないんですよ。
常に正解ばっかりする人生なんてあり得ません。トライ&エラーで試行錯誤です。
「ムリだよ」と言われたからってムリだと決めず、「どうしたら実現できるか」を考えましょう。
わたしもたくさんの「ムリだよ」を浴びてきましたが、結局はやったもん勝ちなのです。
「ムリだよ」と言われても、やってみる。成功すれば嬉しいし、失敗したら「じゃあどうしたら実現できるか」を考える。
とりあえず、まずは動く。
こうやって前に進むのは、ワクワクするし楽しいですよ!
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自分の本音をじっくり見つめるきっかけとなるノート、ぜひのぞいてみてください。