わたしがライターを始めたきっかけは、ランサーズのライティング案件をやってみたことでした。
2014年3月に登録し、当時は「プロジェクトって、なんかこわい」と思ってて、2カ月ぐらいタスクばっかりやってました。
プロジェクト案件に提案し始めた頃も、提案がなかなか通らなかったり。そんな時代もありました……。
先日、ランサーズでライティングを始めた友人にちょこっとだけアドバイスしたら、「登録1週間でタスク6件」という超初心者の友人が、文字単価1円のプロジェクト案件をゲットしてました。
これを隣で見ていて、「初心者でも、工夫すればプロジェクトに挑戦できるな」ということがわかったので、
- 案件選び
- 提案の採用確率を上げる工夫
- プロジェクト完了までの流れ
を含め、成功させるためのポイントをまとめて書きたいと思います!
プロジェクトは初心者でもできる!
プロジェクトになかなか提案できない人は、「わたしなんて、ライターとしてはまだまだ……」的な考えなんだと思います(わたしもそうでした)。
でも、プロジェクトの中には、ライターとしての経歴を求めていない案件もあるんです。
例えば「未経験OK」の案件。こういうのは、ライターとしての経歴よりも書くテーマに対する専門性が高い人を採用したいと思っている案件です。
わたしの友人の場合、ライターとしての経験はゼロですが、以下のことから判断して「プロジェクト、挑戦しよう!」と声をかけました。
- 文章を書くのが好き
- SNSに書いている文章が読みやすかった
- これまでの仕事で得た専門知識がある
これだけあれば、十分プロジェクトにチャレンジすることができます。
特に専門知識があるのは強いですね!仕事だけでなく、例えば英語をずっと勉強してきているとか、PCやスマホなどのツールにめちゃくちゃくわしいとか、そういうのも強みだと思います。
ということでまだ登録して1週間の友人が文字単価1円の案件に提案したところ……
見事採用され、バッチリ評価も★5もらって、
さらに継続案件までもらってました。すごい。
ということで、わたしがサポートした流れを書いていきます。
提案前:採用確率を上げるために事前にやっておくべき2つのこと
プロジェクトにチャレンジするにあたって、提案を採用してもらう確率を上げるために、以下の2つのことを事前にやってもらいました。
(1)プロフィールを見直して、魅力的なものにする
プロジェクトに提案する前に、プロフィールを充実させておきましょう。
クライアント側は、提案してくれたランサーの中から、提案内容やプロフィールを見て誰を採用するか決めます。
提案内容にめっちゃ力を入れても、プロフィールがイマイチだったら、選ばれないかもしれない。
ということで、プロフィールは事前に見直しておきましょう!
(2)Webライティングの基礎知識を身に付けておこう
タスクではアンケートやレビューが一般的なのでガッツリとしたWebライティングはなかなか経験がないかもしれませんが、プロジェクトでは自分が書いた文章が「記事」としてWebサイトに掲載されます。
「未経験OK」の案件だったとしても、ある程度のWebライティングの知識を身に付けておいた方が、スムーズに書ける&クライアントさんの満足度も高いです。
そこでおすすめなのが、コチラの本です。この本だけ読めば、とりあえず基礎はOK。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)
Webライティングのやり方をしっておくことが、「自分は知ってる!できそう!」という自信にもつながると思います。
初心者は「わたしはまだ初心者なので……」と謙虚になりすぎる場合がありますが、最低限の知識を入れておけば、少し胸を張って提案できるはず!
ちなみに記事の構成のつくり方は、わたしの過去記事にも書いてます。ご参考まで!
プロジェクト案件の選定・提案・完了までの流れ&意識すべきこと
プロジェクトは、以下の点でタスクとは異なります。
- 記事を書くにあたって、クライアントとメッセージで内容をすり合わせたりする
- こちらが納品したものをクライアントがチェックし、修正依頼がくる場合もある
- プロジェクト完了後、相互に「評価」をつける
気の合うクライアントさんとお仕事した方が、記事執筆がスムーズに進むし、自分も楽しくライティングできます。
ということで、自分に合う案件の探し方からご説明していきます!
(1)プロジェクト案件を探すときに注意すべきこと
ランサーズのライティングのお仕事一覧から、「方式指定」のところで「プロジェクトのみ」にチェックを入れて検索すると、プロジェクト案件だけが表示されます。
特定のキーワードで絞りたい場合は、さらに左上の検索窓にキーワードを入力すればOK。
たくさんあるプロジェクト案件の中から自分に合うものを探していくのですが、案件詳細画面でチェックしてほしいのはこの3つです。
- クライアントの希望納期内に記事執筆が可能か
- クライアントの評価
- 案件内容(金額・記事内容など)
特にクライアントの評価は必ずチェックしましょう。
ここが4.8より低いクライアントや、まだ評価がついていないクライアントは、初心者は避けた方が無難です。
できればクライアントのページを見に行って、評価の内容(ランサーのコメント)などもチェックして、取引相手として問題ないかチェックしましょう。
案件内容については、金額に問題がないか、依頼内容について詳細に書かれているかをチェックしましょう。
この「依頼詳細」の言葉づかいが変だったり、上から目線だったり、わかりにくかったりするクライアントは、避けた方が無難です。
「自分にも書けそう!」という得意分野で未経験OKの案件があれば、提案してみましょう。
(2)提案文を工夫する
プロジェクトの場合は「案件の選定→提案→採用→プロジェクト開始」のステップなので、まずは「自分、この案件書けます!」というアピール(提案)をして、クライアントに選んで(採用して)もらう必要があります。
「提案する」のボタンを押すと、以下のような画面になります。
ここに提案文を書いていきます。以下のようなことも含めて、こんな感じの流れで書くのがおすすめ。
- はじめまして+簡単な自己紹介
- この案件に提案した動機
- 自分のスキルをこの案件でどう活かすか
- ◎日までに依頼をもらえたら×日までに▲記事(数)納品できます(納期の確認)
- 詳細のプロフィール+実績
- 最後にダメ押しで熱意を伝える
「この案件に提案した動機」では、自分の経歴と絡めて「今まで〇年間××の仕事をしてきたので、お力になれると思って」といった感じで書きましょう。
また、掲載先のWebサイトや、クライアントさんの考えに対して「共感した、素敵だと思った、自分もそう思う」などの動機も書くのがおすすめです。
「自分のスキルをこの案件でどう活かすか」については、自分の経歴を活かして読者ターゲットに対して有益な記事にできることを伝えましょう。
4のプロフィールや実績は、ランサーズのプロフィールページに書いたものでもOK。ただ、案件のテーマに関する経歴や仕事の実績があれば、そこを重点的に書いておくと良いと思います!
ちなみにプロフィールはテンプレートとして登録できます。今後のためにテンプレート登録をしておくのが便利ですが、全文使いまわしはNGです。
就活とか転職活動と一緒で「その案件に応募した理由」がちゃんと書ける人の方が、提案が採用されやすいです。
提案ページ下部には、提案金額を入れる場所があります。
案件ページの依頼詳細の部分でクライアントさんが金額を設定していると思うので、その金額になるように入力しましょう。
※ココ、ちょっとややこしくて、手数料も考慮して計算する必要があります。ご注意を!参考→システム手数料の計算方法を教えてください
納期もクライアントさんの希望納期内に設定しておきましょう!
(3)仕事を受ける前に不明点をなくしておく
自分の提案がクライアントに採用されると、「依頼を受けますか?」的な承諾のページが出てきます(通知メールもきます)。
もしこの段階で記事執筆を進める上での不明点があれば、メッセージで確認しておきましょう。
特にすれ違いがちなのは、以下の点です。
- 納期(再確認)
- 納品方法(ワードで良いのか、など)
- 記事のレギュレーション(ですます調など)
- 修正回数の想定(仕事のフロー)
修正回数に関して、わたしは「だいたい2回ぐらいの修正対応を想定しています」と伝えるようにしています。
個人的には、よっぽどライター側が意図を組めてない場合以外、初稿を出して修正1回目がきて、それに対応して直して、それでも上手く直せてなかったところを修正2回目でもらえば、だいたい対応できると思うんですよね……。
クライアントによっては途中で気が変わって「全文書き直し!」とか「あれもこれも」みたいになっちゃう場合があるので、最初に確認しておくとスマートだと思います。
(4)プロジェクト開始後の流れ
ランサー側が承諾した後のフローは、こんな感じ。
- クライアントがエスクロー(仮入金)
- 記事執筆
- 納品(ランサーズ上のメッセージでファイル送信、など)
- 修正対応
- すべて終了後、完了報告
- クライアントが確定(入金)
エスクロー(仮入金)が入るまで、お仕事は始めないでおきましょう。万が一クライアントが「やっぱり依頼するの取り消しで」となった場合、ムダになってしまいます。
何か途中でわからないことや問題が発生したら、ランサーズの「よくある質問」を見たり、サポート窓口に相談したりしましょう!
まとめ
いろいろ注意点などを書いてきましたが、未経験OKのクライアントさんの場合、未経験のライターさんとお仕事することに慣れているので、採用された後は手取り足取り教えてくれることが多いです。(なので、とりあえず採用さえされれば!!)
冒頭に紹介したわたしの友人(ランサーズ初心者)も、クライアント側が主導でお仕事を進めてましたよ!
この記事が「プロジェクト気になるけど、こわいなぁ」と思ってるランサーズ初心者の方の参考になれば幸いです!
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