人生に疲れたときに何度も読み返す1冊の本から、胸に刺さる3つのことを紹介する

疲れたとき、悩んだとき、なかなか上手くいかないとき、人生の中で何度も読み返す本ってありますか?

わたしは「あー、もう疲れた、何もしたくない」とか「自分が空回りしていてなんにも上手くいかない」と思ったとき、書道家・武田双雲さんの『しあわせになれる「はたらきかた」』を何度も読み直しています。

落ち込んだときに読みたくなる本には、自分が忘れてしまいがちな大切な考え方が書いてあるのだと思います。

今回は『しあわせになれる「はたらきかた」』の中から、忘れがちだけど重要な考え方を3つご紹介してみます。

1.しあわせは成功とはあんまり関係がない

日々の仕事に追われて、そこにドップリと浸かってしまうと、「数字を出さなきゃ」「結果を出さなきゃ」という思考に陥ることがあります。

ざっくり言えば「成功しなきゃ」的な考え方になっちゃうんです。

それはそれで良いのかもしれないけど、実はわたしは、あんまり「成功したい」とは思ってないんですね。

それよりも、どっちかというと「楽しく生きたい」っていう感じです。

こんな大事なことなのに、仕事に浸かると忘れちゃって「成功しなきゃ」と思いがちなんです。だから、この一節を読むと、毎回ハッとします。

仕事で幸せになれるかどうかは、世間的な評価基準とは違うことがよくわかります。

結局のところ自分が幸せであるかどうかは、自分自身が決めること。どんな環境に生きていようと、今が幸せと思えば幸せだし、不幸と思えば不幸であるということなのだと僕は思うのです。

(本書p55より引用)

楽しく生きられればいいし、何がしあわせかっていうのは自分で決めることだった、と思い出します。

2.しあわせに働くとはどういうことか

仕事の観点でいえば、成功することや他人から評価されることはわかりやすい判断基準なので、どうしてもそこに寄っていってしまいがちです。

でも、成功したって、他人から評価されたって、大金を稼いだって、しあわせだと思えない人もいます。だから本来は、この判断基準は「しあわせ」という観点で見れば正しくない。

じゃあ、どうすればしあわせに働けるのか?ということは、この一節が思い出させてくれます。

それよりも自分が提供する商品やサービスに自分自身がまず感動していて、それを人に提供できる喜びに溢れている人ばかりです。自分が今、その仕事に就けたことに心から感謝しています。

(本書p39より引用)

数字で自分を誇示したり、テクニックや戦略などで勝負したりするのではなく、感謝の気持ちで動くことが大事。

そのためには自分が好きなものや共感できる仕事に関わっていた方がいいし、競争の世界で生きていてはダメだなと思います。

3.いつも「ごきげん」でいられる環境を自分でつくる

「忙」という字は、「心」を「亡」くすと書きます。いくら仕事が充実しているからといっても、多忙な状態を続けていると、心が失われてしまいます。

(本書p137より引用)

武田双雲さんは、仕事の優先順位を下げて、何もしない時間をつくることも大事だと書いています。わたしも本当にそうだと思います。

イライラした状態でいると、余計にイライラするような出来事が連発したりします。

逆に、しあわせな気持ちでいられれば、良いことがどんどん降ってきたりもします。

だから、自分が「ごきげん」でいられる環境を自分で整えることが大事だなぁ、と。この本に書いてあるのは、終始そういうことなんだと理解しています。

まとめ

双雲さんの言葉がわたしに響くのは、双雲さんが普通に四年生大学を卒業し、大手企業(NTT)に就職して、3年で独立して書道家になったという経緯があるからかもしれません。

最初から書道家としてしあわせな働き方をしていたワケではなく、試行錯誤のすえに今の「しあわせな働き方」を手に入れた。そこまでのステップが自分と重なり、共感するのだと思います。

もし、わたしと同じく今回のブログに書いたようなことを忘れがちな人がいたら、ぜひ一度読んでみてください。おすすめです。

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