退職前、わたしの精神状態はかなりギリギリでした。
気持ちだけじゃなくて、謎の眩暈とか、身体全体がわたしに向かって「もうこの生活はやめた方が良い!」と叫んでいたような感じです。
退職するまでにわたしの身体や心に出ていた症状と、日常を取り戻すためにやったことを書いてみます。
退職するまでに身体や心に出ていた5つの症状
「いま思えばあれが初期症状だったな」というところから、退職直前までの身体と心の変化を順番に書いていきます。
1.仕事のミスが多くなる
あり得ないレベルの初歩ミスをするようになっていました。
わたしは経理部だったんですが、何の意味もない会計伝票を作成しちゃってて、先輩に「おまえ、大丈夫か?」と言われた記憶があります。
「大丈夫か?」と言われて、「あ、大丈夫じゃないかもしれない」って初めて自覚したのを覚えています。
2.ネガティブなことしか考えられなくなる
仕事もプライベートも、最悪な事態になることばっかり考えてました。
思考が飛躍しすぎて、実際に起こっていないことまで「こうに違いない」とネガティブに捉えたり。
「あの人は私のことが嫌いに違いない」とか、被害妄想っぽくなってたような気がします。
3.すぐに涙が出るようになる
出社前はたいてい辛くて涙が出るようになっていきました。
自宅に帰ってからも、何が悲しいかわからないまま涙が出たり。
もう最後の方は、仕事中にも涙がこみあげてきてたり。
失敗したとか怒られたとか、悲しくなるきっかけがあるワケではなく、いつも悲しいという状態だったんです。
4.なぞの眩暈がひどくなる
もともと貧血気味ではありますが、それまで以上に眩暈がひどくなりました。
通勤電車ではしょっちゅう眩暈がおきて、途中下車して休んだり。
内科の先生に相談したけど、「何の異常もないですね~」と言われました。
最終的にわたしは海外出張先での眩暈によりぶっ倒れることになるので、無理はするもんじゃないです…。
5.文字が読めない&音楽が聴けない
これはもう、ほんとに最後の方。
本や雑誌が読めなくなりました。頭に入ってこないというより、読んでると気持ち悪くなるというか。
それまで聴いていたロックとかJ-POPの音楽も聴けなくなりました。
音がうるさく感じるのと、少しでも会社員生活を思い出させるような歌詞があったりすると、もうダメだったり。
退職後、自分のメンタルを取り戻すためにやったこと
会社員生活の終盤で身体や心に出ていた症状は、すべて「この生活をやめよう!」と自分の身体が危険信号を発していたんだと思います。
こういう症状のことを「適応障害」と診断されたのですが、これは「その環境に適応できなかった」ということらしい。
わたしは会社を辞めてフリーランスになって落ち着いたら、ケロっと治りました。
でも退職直前から直後ぐらいの気持ちの落ち込みはヒドくて、次の3つのことをやって、必死に自分の心を取り戻そうとしたように思います。
1.とにかく会社を休む、無理をしない
退職前の話ですが、上司や先輩方には迷惑をかけたものの、わたしは会社を休むことにしました。
引継ぎのために何度か出社しましたが、代わりのきく仕事よりも、唯一無二の自分の身体を最優先しました。
2.公園に行く
会社を休んだ時や、退職後は、しょっちゅう公園に行ってました。
公園で静かにのんびりしていることが多かったです。
自然の中にいると、目に入る情報量も適度で、広い公園なら音も気にならないし、すべてがちょうど良いんですよね。
3.思っていることをひたすらノートに書く
とにかく自分の気持ちを整理する必要があったので、思ったことをひたすら書く用のノートをつくりました。
マイナスの気持ちもそこで全部吐き出して、頭の中を空っぽにしていきます。
いったん書いて、自分で俯瞰して見れるようになると、「これはちょっと考え方が曲がってるな」とか気付くようになりました。
まとめ
あくまでわたしの場合ではありますが、同じような症状が出ている人は、無理をしないことをオススメします。
自分の身体が悲鳴を上げていることに、気付いてあげてほしいです。
そこで無理をして身体を壊す必要はない。自分の身体はひとつしかないけど、仕事は代わりがきくのです。
いま苦しんでいる人が、「こういうの、わたしだけじゃないんだ」と思い、自分の身体の声を聴いてみようかなと思ってもらえたら嬉しいです。
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