「お金がない」「時間がない」「才能がない」
時にこういう言い訳をしたくなる時があります。
何かが足りないことに悩むこともあると思います。
でも、その悩みや言い訳が「本当の考え」を隠すための隠れ蓑だとしたら?
目を逸らしたくなる本当の課題
「人は、自分らしく生きるのがこわいんだよ」
私の尊敬する方が私に教えてくれたことです。
この言葉を言われた時の私は、今の私からすれば「え、そんなことで悩んでたの?」と思うようなことで悩んでいました。
その時は本気で悩んでいたのです。もう毎日泣きたくなるほど。
そんな悩みを相談した時に、もらった言葉。
「人は、自分らしく生きるのがこわいんだよ。本当はやりたいことが自分でわかっているけど、それをすることで失うことがあるのもわかっていて。だから別の悩みをつくって、言い訳にするんだよね。」
たぶん、図星でした。
その時は「自分のやりたいこと」なんてわかっていなかったし、本気で悩んでいたのだけど、そう言われるとなんとなくギクリとする部分があったんです。
何をすべきか、どうすべきか、何をやりたいのかという答えはいつだって自分の中にある。自分と向き合えば、それは自ずとわかる。
ただ「自分のやりたいこと」をしようと思ったら、現状を変えなければならなくなる。
変えるということは何かを失って、何かを手に入れるということであって、その瞬間は不安定になる。
人は不安定を嫌うから、現状の安定を崩すことをためらう。
一瞬は不安定になっても、その先もっと生きやすいステージが待っているかもしれない。
それでも、一瞬の不安定よりも「現状の不満足な安定」を選びがちなんだと思います。
「本当にやるべきこと」がわかってしまったら、安定を崩すことになる。それはある種の恐怖で、本能的に避けたいものなのかもしれません。
だからこそ、「現状にとどまるための言い訳」を考えます。
手っ取り早い言い訳が「お金」「時間」「才能」なのだと思います。
お金がなければできないなんてウソ
今はお金がないから、時間が無いから、才能がないから、
「本当は○○がやりたいけどできないんです」
それは大きなウソ。そして本当は自分もそれをわかっていて、不安定なステージに進めない苦しさを味わっているのだと思います。
別の悩みを作り出すことで本題から目を逸らすのではなくて、「じゃあどうしたらできるかな?」を考えることをオススメします。
現状ゼロの状態から、急に完璧パーフェクト100点な状態にしようと思うから、言い訳したくなっちゃうんです。
お金がなくてもできる一歩が、時間を捻出するための一歩が、絶対にあるはずです。
それと、「才能がないから」は絶対に言ってはいけない言い訳です。
「才能」というものは、たしかに存在するんだと思います。
とは言え、結局「才能」だけでやっていけるはずもなくて、当然「努力」も必要になるワケです。
自分なりに工夫して、目的達成のための努力をして、それでもなお届かない世界があるのなら、それは「才能」によるものなのかもしれません。
でも「才能」は本当に最後のスパイスみたいな部分であって、その有無は「言い訳の理由」にはならないと思います。
自分が自分に「キミにはできない」なんて言ってしまうのは、一番悲しいことです。自分は自分を一番応援してあげる存在であるべきなのに。
不安定の中に突っ込んでいくのは、たしかにこわいかもしれない。
おそらく今持っているものの中から、何かを手放すことにはなる。
安定にとどまるか、不安定に突っ込むか、どちらの生き方を選ぶかは自分で決められる。
私はこわくても、何かを失っても、自分に正直に泥臭く生きていきたいです。
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