新社会人は同期や先輩だけと仲良くするよりも、会社の外に世界をつくろう

私は大卒で入社した文房具メーカーに、2年間勤務していました。

同期入社は8人しかいなかったのですが、8人全員でとっても仲良くしていました(当時は)。

同期や先輩などと仲良くすることにメリットはあるものの、デメリットも大きいと感じています。

同期や社内の不自然な「仲良し感」に疑問を抱いている人に意識してほしいことを、書きたいと思います。

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同期や先輩と仲良くしておくメリットデメリット

人間関係をメリットデメリットでとらえるのもおかしな話ですが、学生時代までは「自分の好きな人とだけ付き合えばOK」だったのに対して、会社に入るとそうもいかなくなるのが現実です。

実際私たちは内定をもらった後、人事の方から「同期とは仲良くしておくと良いよ」とか「毎年みんな入社前に同期旅行をしてるよ」という助言をもらいました。

これは人事側から見れば、同期の結束を高めておくことで内定辞退を防ぐという理由があったのかもしれません。そのあたりの真相は、私にはわかりません。

素直な私たちは、入社前に同期8人で旅行もしましたし、複数回親睦会も開催され、入社後も結束を強めてきました。

また入社後は、「先輩や上司と仲良くしておかなければ」という気持ちも強くなりました。その会社で生きていこうと考えた時、社内の人脈や情報は重要だと思ったのです。

この時は真剣にそう思っていたのですね。だからこそ、かなり心も消耗したと思います。

私が考える、社内の同期や先輩たちと仲良くしておくことのメリット・デメリットを整理しておきます。

メリット

・社内での人脈を広げやすくなる

・社内のあらゆる情報を得られる

・仕事で困ったことをスムーズに相談できる

デメリット

・「会社=社会」という気持ちになる

・社内のしがらみにとらわれ、他人基準になりがち

 

以上、こんなところでしょうか。社内の人と仲良くすることは、けっして悪いことではありません。

しかし、自分の周囲の関係が社内の人だけになってしまうと、「会社=社会」という思い込みが生まれがちです。

会社の中で上手くやることがすべてで、上手くやれなかったらヤバいと思ってしまうのです。

一時期私もそうなりました。会社の中で成長できていない自分に危機感を持ち、それだけで「自分はダメなヤツだ」というレッテルを自分に貼ったのです。

実際はそんなことありません。世界はもっと広いのです。それを知るためには、次のことを意識する必要があります。

 

社外の人の考え方を取り入れよう

毎日会社に通うわけですから、会社の中の人との関係を強化したくなる気持ちはわかります。

しかし、意識的に社外の人と関わるようにしてみてください。

学生時代の友達でも良いし、誰かのブログでも良いし、本でも良いし、気になった人が主催しているセミナーでも良いです。

あなたの会社だけがあなたの生きる世界なのではなくて、本当の世界はこんなにも広いのだと実感し続ける必要があります。

会社の常識は、外の世界では常識でないかもしれません。

人生は1度しかないのに、会社という小さな世界での考え方しか取り入れられないなんて、もったいないと思うんです。

 

ただし気を付けてほしいのは、「社外の人脈づくり」を無理に頑張る必要はないということです。

異業種交流会などは興味があれば参加してみると良いと思いますが、別に参加しなくても大丈夫です。

無理につくった人脈は、結局本当の意味での人脈にはなり得ません。あなたが本当に気になる人の話を聞きに行く方が、よっぽど意味があります。

 

小さな社会にとらわれてはいけない

前職の同期の中には今も仲が良い人もいるので、もちろん自分が合うな~と思う人と仲良くするのはとても良いことだと思います。

ただ、社内の人とばっかり仲良くしていると、視野がかなり狭くなります。

視野が狭くなると、会社の中での良し悪ししか考えられなくなります。会社の外に出るという選択肢すら、頭の中から無くなっていくでしょう。

別にあなたはこの先一生その会社に勤める義務なんか無いんです。置かれた場所で無理に頑張る必要なんてありません。

会社という「小さな社会」にとらわれないためにも、会社の中の関係だけではなく、社外の人と関わるということを意識してみてくださいね。

 

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