わたしは今、好きなことを仕事にしています。
発信することが好きなので、ライターという仕事や、こうやってブログを更新するのがとても楽しいです。
毎日楽しいので、もっと多くの人が好きなことを仕事にすべきだと思っています。
ただ「好き」には2種類あって、仕事にできる「好き」とできない「好き」があることも知っています。
「好き」という理由だけで、仕事ができるか?
わたしの周りにいる企業の採用担当の人たちからよく聞く言葉があります。
「好きっていう理由は、志望動機になってない」
ほんと、そうだなと思います。
たとえば文房具メーカーに就職したいなら、「文房具が好きなんです」とアピールしても無駄です。
「好き」は、必ずしも仕事に繋がらないのです。理由は、以下の2つ。
- 消費者としての「好き」かもしれないから
- 文房具を愛でることが仕事ではないから
自社製品が好きだというのは仕事にとってプラスだと思いますが、「好き」という気持ちだけでは成り立たないのです。
仕事にできない「好き」とできる「好き」の違い
わたしが考える仕事にできない「好き」と仕事にできる「好き」の違いをまとめます。
自分の「仕事にしたい好きなこと」がどっちに当てはまるか考えてみましょう。
仕事にできない「好き」
- 消費者として「好き」
- 自己完結してしまう「好き」
- お金をもらったら楽しめなくなる「好き」
仕事にできる「好き」
- その「好き」を使って他人(社会)に影響を与えたい
- それを生産することが「好き」
- 「好き」でお金をもらったら嬉しくなる
たとえば:カラオケが好きな私の場合
わたしはカラオケが好きで、毎週通っています。
カラオケや歌うことを仕事にする場合、パッと思いつくのはこんな仕事です。
- カラオケ店で働く
- 歌手になる
次に「カラオケが好き」の「好き」の部分の要素を分解してみます。
何が好きなのか、よりくわしく考えるということです。
- 気持ちよく歌うのがストレス解消になるから好き
- 上手くなれば採点の点数が高くなるのが好き
誰かに聞かせることが好きなワケでも、歌うことで何かを生み出したいと思っているワケでもなく、ただ単に自己完結するストレス解消法だということがわかります。
上手く歌えばお金をもらえるとなったら、一瞬は嬉しいけど、たぶんカラオケが仕事になったらツライです。お金とは無関係にやりたいストレス解消法なので。
ココまでわかれば、さっきの職業と照らし合わせて考えることができます。(才能うんぬんは置いといて)
- カラオケ店で働く⇒消費者として歌うのが好きなのであって、歌うための空間をつくりたいとは思ってない。
- 歌手になる⇒人前で歌いたくない、自分が気持ちよく歌えればそれで良い。
この「好き」だけでは、今のところ、上のふたつの仕事をするのは難しそうです。
このように、「好き」についてくわしく考えれば、その「好き」が仕事にできるものなのかどうかがわかります。
「好き」を間接的に仕事にするのも良い
わたしはライターをしていますが、もともと熱烈に文章を書くのが好きだったというワケではありませんでした。
文章を書くことは「嫌いじゃないな」ぐらいの感じだったんです。
一方で「発信することが好き」だったので、その「好き」を仕事にかえる手段として、文章を書くことを選びました。
「好き」を叶える手段自体が熱烈に好きなワケではなかったとしても、
自分の「好き」に繋がっているなら「好きを仕事にしている」ということになるし、
仕事として楽しめるんだと思います。
まとめ
1日のうちで仕事をしている時間って、相当長いです。
人生の限られた時間を費やすのだから、仕事は好きなことの方が良いと思ってます。
「好きなことを仕事にしたら上手くいかなかった」という人の「好き」は、消費者としての「好き」で、仕事にできないパターンだったんじゃないかな。
ちゃんと「好き」を分析すれば、好きなことを仕事にして生きていくことは可能です。
もっとたくさんの人が、「好き」を仕事にできたら良いなと思ってます!
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