以前コチラの記事にも書きましたが、私は大学3年生の頃にベンチャー企業で半年間インターンをしていました。
社員数は20人にも満たない小さな会社です。ここでの経験は、私にかなりの影響を与えてくれました。
中でもその会社の社長から教えてもらった「ムーブメントの起こし方」はとても印象に残っています。
ムーブメントの起こし方
インターン先の会社の社長は、私を含む3人のインターン生にこの動画を見せながら、「新しいことを始めるにはどうすれば良いか」ということについて話してくれました。
この動画は、1人が上半身裸で踊っているところから始まります。1人で踊っているだけでは、ただ単にイタいヤツなんですよね。「うわ、なんか踊ってるよ」って笑われるだけです。
状況が大きく変わるのは、踊っている人の横で踊り始めたもう1人の男の人が現れた時です。
動画の中では、最初に踊りだした人をリーダー、2番目に踊りだした人をフォロワーと説明しています。
その1人目のフォロワーが仲間を呼び、その後2人目、3人目、4人目とどんどん人数が大きくなるにつれて、最初は「あいつイタいな」と思っていた人たちも「なんか楽しそうだし参加しよう」となっていくワケです。
「たった3分の動画で、こんなにもわかりやすく説明できるものなのか……」とプレゼンテーション自体にも感動しましたが、何より「新しいことをはじめる」というのは1人ではできないのだというところに納得しました。
プレゼンターのデレク・シヴァーズさんも、動画の中でこう言っています。
「新たなフォロワーたちは、リーダーではなくフォロワーを真似る」
1人目や2人目のフォロワーは、リーダーをマネして踊ります。しかし、踊っている人が10人とかになってくると、もはやそこから参加してくるフォロワーはリーダーのマネをするのではなく、踊っている「集団」自体のマネをするんですよね。
だから、リーダーは最初に火をつける存在であるだけであって、そこから周囲に拡散していくためにはフォロワーが必ず必要なんです。
1人じゃ大きい変化をもたらすことはできないんですよ、結局。
リーダーはやっぱり笑われる
何か新しいことを始めようとした時、それが斬新であればあるほど、人から笑われるんだと思うんですよね。
今までには考えられないこと大きすぎて現実的ではないこと
そんなことを始めようとすれば、周囲は「うわ、イタいヤツだ」と思うワケです。
イチロー選手も、日米通算最多安打記録達成のインタビューで言ってましたよね。「常に人に笑われてきた」って。今では考えられないほど超人的なイチロー選手でさえも、昔は笑われることがあったのか……。
たしかに、小学生ならまだしも、中学生ぐらいになって「プロ野球選手になる」と言っている人への風当たりは強くなってくるのかもしれません。
それだけ大きすぎて現実的ではないことだからです。イチロー選手の場合は、努力による実力でその「笑われた目標」を達成してきたんですよね。
これは私の想像でしかありませんが、その大きな夢を信じてサポートしてくれた人もいるのではないかと思います。
この場合、その人がフォロワーになるのかなあ。
本当の本当に1人で大きな目標を達成することは、やっぱり難しい。自分の信念に共感し、あとに続いてくれるフォロワーの存在が重要ですよね。
人に笑われてでもやりたいコト
フォロワーになってくれる人がいるかどうかは、自分にはどうしようもできない部分です。
人が自分の考えに共感してくれるかどうか、自分の行動についてきてくれるかどうかなんて、考えても意味がないんですよね。他人の考えを操作することは不可能だからです。
だとしたら、私は私の考えを存分に発信することが一番重要だと思うんです。
自分が動くことで、共感してくれる人が現れる可能性が出てくるから。動かなければ、フォロワーになってくれる人も現れません。
もしも私の目標を笑う人がいたとしたら、私もやっぱり人間だから、笑われるのは精神的に苦しいと思うんですよ。
そんな時にこそ、「笑われる=それだけ大きなことにチャレンジしている」とポジティブにとらえられるようになりたいです。
前にもご紹介したように、私はメンターから「それは、人に笑われてもやりたいことですか?」と言われたことがあります。
当たり前じゃないことをやろうとすると、人に笑われる。でも、それでもやりたいことだとしたら、自分の感覚に沿ってやるべきです。
「ムーブメントの起こし方」、気になった方はぜひ動画を見てみてくださいね!
▼TEDの動画はコチラ
How to start a movement
▼関連過去記事はコチラ
・人に笑われてもやりたいことだろうか?
・失敗や恥をかくことがこわいですか?
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