リアルな世界での私の周りには、仕事で精神的にやられてしまった人が結構います。
自分自身もそうなんですけどね。私は本当にダメになる前に会社をスパっと辞められたので、大丈夫です。
でも最後の方は、通勤途中とか仕事中に涙が出てくるぐらい、精神的には参ってましたね。
周囲にも仕事を頑張りすぎて、適応障害とかうつ病になってしまう人が結構多いんです。自殺未遂の話を聞くと、怒りにも似た感情がうまれます。
こんな社会のために、死ぬ必要なんてないのに。
コレって私の周りだけなのかな?いや、こんだけたくさんいるんだから、私の周りだけじゃないと思うんだよね。
その理由をちょっと考えてみたいのです。
ゆとり教育世代だからね
私は平成元年生まれの、ガッツリゆとり教育世代です。
私はゆとり教育以外の教育を体感したことがないから比べることはできないけど、個人的にはゆとり教育楽しかったですよ。土日休みだから自分の好きなことできるし、「総合的な学習の時間」的な授業で調べ学習とかするのも好きでした。
私がゆとり世代なので、私の周りの人も主にゆとり世代です。
私が新卒で入社した会社の同期は、8人。入社3年で8人中6人が辞めました。
会社員がイヤすぎて辞めちゃった人(私)、仕事のしすぎでキツくなってしまった人、他の道を見つけた人、と理由はさまざまですが、これって、結構すごい数字だと思う。
ある意味、詰込み型教育をやめて思考力を高めようとした「ゆとり教育」は成功しているとも思うんです。
前職の会社は古くからある日本的な会社だったので、思考力を高める教育を受けたゆとり世代が、従来の日本的な会社で上手くやるのは難しいような気もします。
だって、「やれ」と言われたことをやる教育ではなくて、「自由に発想してOK!」って学んできてますから。
「最近の若者は指示待ちで、自分で考える力が足りない」とか言われているけど、それは本当の意味で考える力が足りないんじゃなくて、その仕事に熱意がないだけだと思ってたりもします。
そう言われている若者だって、自分のやりたいことをやっている時は、ちゃんと自分で考えていると思う。
結構トンデモ論だけど、そんなことも一つの原因としてはありそう。
もう既存の枠に限界がきている
実はコレが一番大きいと思ってます。時代は変わっていて、今ではクラウドソーシングを使ったりすれば、家でも仕事できちゃうんです。新しいものが生まれれば、新しい働き方になっていくのも当然です。
これまでの形だって、変えていく必要がある。そして、今がその転換点なのかもしれません。
既存の枠組に限界がきていると、無意識でも心の中ではわかっているのに、「これが当たり前だから」と言って会社員になっていく人も多いと思うんですよ。やっぱりどこかしらにそういう「我慢」があったりすると、長期的には上手くいかなくなると思います。
気付いているなら、動かなきゃ。
会社自体を変えることもできるし、組織以外での働き方だってある。既存の枠の中で無理をする必要はまったくないです。
無理して自分を殺してしまうなんて、もったいないですから。
「これから」は私たちが切り開く
「これから」は私たちがつくるんだから、「これまで」に自分を当てはめる必要はないんです。
たしかに、今の社会をつくってくれたのは、従来の働き方で一生懸命働いてきてくれた人々のおかげです。
でも、5年後、10年後、20年後も、同じ社会のままで良いと思いますか?
私はそうは思いません。だから、私たちが変えていくべきだと思っています。
「私たち」なんて言うのはおこがましいから、「私」から変わっていこうと思っているのです。
3年前ぐらいに、この本を読みました。
>>5年後働く自分の姿が見えますか?
いろんな人の見解が載っていて、おもしろいです。
中には「いや~、そりゃあナイよ」みたいな意見もあったけどwそれはそれで一つの意見だからおもしろい。
2013年の本だから、今読み返すと、この時点では「最新」だったもの中には既に当たり前になってきているものもあったりして、それもおもしろい。
5年後を考えたときに、「今と同じ働き方をしていることにワクワクしない」のならば、今から動く必要があると思うんです。
私はランサーズを使ったり、個人で事業を展開してみたりして、生きています。クラウドソーシングだって、ここ数年で大きくなっているまだまだ成長中の分野です。
「クラウドソーシングなんてよくわからないものに乗っかるのはコワイ」と思っている人は、「クラウドソーシングなんて稼げない」とか「あれじゃあ食っていけない」なんて言っていたりしますが、そういう人は安定した船に乗りたいタイプなんだろうなあと、思っています。
クラウドソーシングを使って働くことは、もちろん自分がお金を稼ぐための手段でもあるのだけど、これからの未来を切り開いている感覚もあったります。
これが未来のスタンダードになるかもしれないし、ならないかもしれない。
自分たちがみんな、従来の働き方にとどまれば、従来の働き方は10年後も続いているかもしれない。
でも、もし自分たちの中の多くが新しい働き方の形を模索したら、10年後は変わっているかもしれない。
そんなことを考えると、すっごくおもしろいし、すっごくワクワクする。
自分を妥協するよりも、挑戦してワクワク生きる方が、ずっと私には向いています。
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