成功している人は過去の経験を活かしてる。ゼロから急に開花したワケじゃない

世間一般でいう“成功している人”が「まったくの初心者から始めて、今にいたります」と言っているのを聞くことがあります。

この「まったくの初心者から」っていう言葉は、ちょっとトリッキーな気がします。

実際は「ゼロから急に開花した人」なんて、ほとんどいないんじゃないかな、と。

成功している人は、過去の経験を上手く活かしてる

わたしは「すごいなぁ」と尊敬する人の過去の経歴を見るのが好きです。

今どんなにすごい人だったとしても初心者だった時代があって、もちろん上手くいってない時期もある。

そういうのがわかると、「自分も頑張ろう」と勇気をもらえます。

そこで気付いたのが、冒頭の「まったくの初心者から」という言葉のとらえ方の問題です。

例えば最近Web上で影響力のあるインフルエンサーの菅本裕子さん(ゆうこす)が、著書の『SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方』でこんなことを書いてました。

ほんの1年半くらい前までは、ほぼニート生活をしていたんです。
SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方より)

1年半前にニートだった彼女が、ゼロからSNSを始めて成功していったように見える気もします。

でも実際は、それまでもアイドル(HKT48のメンバー)として “自分の見せ方” についてたくさん考えてきたはず(推測)。

ゆうこすはゼロから急にSNSで成功を収めたワケではなくて、

  1. アイドルになるまでに自分の見せ方を研究してきてるし
  2. アイドルになってからもどうすれば注目を集められるか考えてきただろうし
  3. SNSもアイドル時代から使っていて、発信方法もトライ&エラーしてきてる

と、思います。

ココで言いたいのは、「アイドルとしてのアドバンテージがあった」ということではなくて、ゆうこすは自分がこれまでたくさん考えてきたことを活かして、SNSを発展させていったんだろうなということです。

初心者が一発当てたのではなく、過去の経験や得意分野を応用しているということ。

まわりの尊敬する人たちを見ていても、ほとんどの人が「初心者から始めた」とは言え、過去の経験を応用しています。

プロブロガーとしてすごく成功しているあの人も、中学生の頃には既にサイト制作の経験があったり。

Webライターとして有名なあの人も、ライターを始める前にも文章を書いていた経歴があったり。

じゃあ、完全にゼロの状態から始めた人は成功できないの?

ココまで読んでいると、「じゃあ、過去にまったく経験もなく、ゼロから始めた人は成功できないの?」と思う人もいるかもしれません。

でも、わたしが言いたいのは、そういうことじゃないです。

ライターを例に出して書いてみます。

例えば「もともと文章を書いていた」とか「ブログを運営していた」という経験は、わかりやすく「ライター」に繋がるかもしれないけれど、ライターに求められるのは文章を書く力だけじゃないですよね。

それは過去の仕事で培った「専門性」かもしれないし、モテるためにどうすれば良いのか本気で考えてきたなら「自分の見せ方」かもしれない。

理系で仮説を立てて実験して~ということが得意だったのなら「PDCAをまわす力」かもしれないし、販売接客で活躍していたなら「営業力」なのかもしれない。

とにかく自分がこれまでやってきたことや、本気で考えてきたことを活かせば「初心者から成功する」ということが実現するんじゃないかなと思いました。

まとめ

「まったくの初心者から始めて~」というのはたしかにそうなんだけど(誰だって最初は必ず初心者だし)、その分野では初心者でも、別の分野でこれまで培った経験を活かしている人とそうでない人がいるのかな、と。

今まで生きてきた中で、誰もが経験たくさん考えてきたことを持っていると思うし、それを上手く新しい分野に活かすことが大事だなと思います!

 

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