明確な目標に向かってまっしぐらに進む人を見て「すごいなぁ」って思うことがあります。
なぜなら、「1番になりたい」「ウン千万稼ぎたい」といった大きくて明確な目標を、わたしは持ってないんです。
「こういう自分でありたい」みたいな抽象的な目標だけがあって、そのための手段としていろいろ試して。だから1つの道で邁進するというよりは、ウロウロしながら進んでる感じ。
なので、ちょっとした劣等感というか「なんでわたしは、邁進できる目標がないんだろう?」と思ったこともありました。
しかし、キャリア形成には2つのタイプがあると知ってから、「自分の進み方もOK」と思えるように。
そのきっかけとなった考え方と、そこから感じたことを書いてみます。
自分はどっち?登山型キャリアとトレッキング型キャリア
「キャリア形成」の仕方には、以下の2つのタイプがあると言います。
- 登山型
- トレッキング型
言葉で説明するよりもイラストを見た方が早いので、『働き方の哲学』の図を見てみましょう。
登山型の場合は目指すものが明確で、登頂を目指して山を登ります。
トレッキング型は絶対的な目標はなく、山歩き自体を楽しんでます。
(くわしい説明は、本を読んでくださいね!)
ただ、いずれにせよ大事なことは「山を楽しんでいるかどうか」です。
ここからはわたしの考えですが、もしも山を楽しめなくなったら、途中で下りて別の山に移動してもいいと思います。
一度登り始めたし、ちゃんと登り切ろう‥‥なんて思わなくていい。
途中で下りて、山を替えたっていい。
トレッキング型は、無理に登山型を目指さなくていい
先ほどの2タイプでいくと、わたしは割と「トレッキング型」です。
そして「この山自体が、なんか楽しくなくなってしまった」と思ったら、山を替えてきました。
過去の経歴を見ても、まさにそんな感じです。
- 新卒で文房具メーカー入社
→どこを目指して歩いたらいいかわからない… - 大学受験の塾講師に転職
→この山の見た目は好きだけど、道を歩くの楽しくないな… - フリーライターに転職(現職)
今まさにトレッキング中の「フリーライター」のキャリアの中でも、小さな丘を登ってみては下りて、別の丘に登って…を繰り返してきました。
- 英語講師経験を活かして書く
→そもそも英語極めたいわけじゃないな…
→取材&自分が登場する記事を書いてみたい! - 観光系取材で顔を出して書く
→うーん、なんか自分が登場しなくてもいい気がする…
→人前に出ることよりも、言葉重視で勝負したい! - インタビュー・取材などの黒子っぽいライター(今)
ライター山があるとしたら、いろいろな丘に立ち寄りつつ、少しずつ進んでる感じです。
注目してほしいのは、別にわたしがそれぞれの山を登頂したわけではないということ。
その丘でテッペンに登りたいワケではなく、丘を登ったり下りたりすること自体が楽しいです。
(それでも、いいと思ってます!楽しければ!)
おわりに
登山とは違って、人生の場合は「この山はやめよう」と思ったら割と簡単に下りれますよね。
来た道を戻る必要はなく、ひょいっと入り口に戻れる感じ。
だから「この仕事は、ちょっと違ったな」と思ったら、途中で下りて別の山に登ってもいい。
ただ、山を外側から眺めているだけでは「楽しいかどうか」もわかりません。まずは一歩、踏み入れてみないとですね!
今回ご紹介したコチラの本、図解がたくさんで、わかりやすいです!おすすめ。
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