「〇〇するためのコツ」「成功するための〇つの方法」みたいな成功哲学が世の中にはあふれてる。
もちろんわたしも参考にするし、短期目標を達成するための学びとして必要だったりもするのだけれど‥‥
本当はもっと大事なことがあって、それは「コツ」や「誰かの成功法則」抜きに自分の頭で考えなければならないことだな、と思っています。
だから「考えるきっかけ」をくれる本と出合うと、なんだかワクワクするんですよね。
考えるきっかけとなる「タネ」が200個も書かれている本
読んだのはコチラ。『はたらくきほん100 毎日がスタートアップ』です。
松浦弥太郎さんはたくさん本を出されてますが、今まで「お名前は知ってるけれど、読んだことはない‥‥」という感じで、たまたま書店で見かけて購入しました。
「はたらくきほん」の内容
はたらくきほん100個と、リーダーのきほん100個が書かれています。
リーダーのきほん、とは言え、経営者とかそういう大きなリーダーでなくとも、
- 小さなグループのリーダー
- 家族がある人
- 個人事業主
とかにも当てはまることが多いです。
一見すると、よくある自己啓発本みたいに、松浦弥太郎さん達が大事にしていること(成功法則)みたいなものが100個並んでいるように感じるかもしれません。
でも、ここに書かれているのは即効性のあるコツというより「人としての在り方」であり、考える切り口のようにわたしは感じました。
1ページの文字量が少ないのも、考える余地がある感じで良いです。
特に印象に残った3つのこと
せっかくなので、わたしがどのような「考えるきっかけ」を得て、何を考えたのかを少し書いてみます。
実際はこんなにたくさんドッグイア(本の端を折ること)をしてるんですけどね‥‥!
1)仕事の基準を「感動」にしたい
感動を土台にする。
どんな仕事においても、そこに潜んでいる感動を見極めることが大切です。なぜなら感動こそが、たくさんの人と分かち合えるものだからです。感動のないものに分かち合いはありません。感動が多ければ多いほど、人と分かち合えるものが増え、成功するべき仕事のしっかりした土台となるのです。
(はたらくきほん014より)
自分が受け手側になるとき、何を人と分かち合っているかと考えると、やっぱり「感動」だなと思います。
受け手の自分はいつもわかっているのに、作り手(送り手)になると、忙しさとか、予算とか、時間とか、そういうのがバーンッと前に出てきて、「感動」の優先順位が下がってしまいがち‥‥。
わたしは感動をシェアすることを仕事にしたいなと思っているので、ちゃんとシェアするために、もっともっと感動しようと思いました。
2)おもしろさを言語化する
面白さを語れるように。
面白いことを見つけたら「すごいな」と思うだけで終わらせてはいけません。「なぜ面白いのか?」をきちんと言葉にし、自分の意見として話す練習をしましょう。~中略~「面白い」という気持ちから一歩踏み込んで、自分なりの解釈やアレンジを加えれば、その面白さは進化していくはず。
(はたらくきほん075より)
以前にも、こういう「おもしろさを言葉にする」という考え方に「そうだよな!」と思ったのに、また忘れちゃっていたようです‥‥(笑)。
ひとつ前に紹介した「感動」とも繋がるのですが、感動したことやおもしろいと思ったことに対して、「なぜ?」を分析する時間を設けようと思いました。
それはもう、今日から始めます。週に何時間かとって、自分の「好き」「おもしろい」「みんなに教えたい」を、突っ込んで考えてみようと思います。
3)ラクもいいけど、その意味をわかっておきたい
楽に感じた時は、すでに下り坂。
「しんどい、つらい」と歯を食いしばっている時こそ、成長という坂を登っているのです。「楽勝だな」とほっとしているのなら、自分はすでに下り坂。
(リーダーのきほん012より)
「つらい時こそ、成長している時」という趣旨だと思いますが、わたしはどちらかというと「ラクな時って、成長の山を登り切った時だよなぁ」と感じました。
ラクできるようになるのは悪いことじゃないと思っているけれど、成長が止まってしまう可能性もあるから、その意味には自覚的でいたいなと思いました。
まとめ
ビジネスを仕事にするのか。仕事をビジネスにするのか。その違いは大きいと思う。
ビジネスとは利益を出すことであり、仕事とは、世の中の困っている人を助けることである。
自分はどちらを選ぶのか。あなたはどうか。
この本の一番最初に書いてある言葉です。なんだかんだで、ここが一番ガツンときたかもしれない。
わたしは仕事をビジネスにする道を選びたいな。
(ビジネスを仕事にする才能がなさそうだということもある‥‥)
この本に書いてあることすべてに賛成!というワケではないのだけど、でも「わたしは違う考え方かもしれない」というのも、考えるきっかけになる。
良くある自己啓発本に疲れている人や、休日にじっくり腰を据えて考えてみたい人には、おすすめの本です。
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