2016年10月に「2人キャンプ初心者向けガイド」というミニサイトをつくって、はや1年。
最初の数ヶ月は自分以外ほぼアクセスがありませんでしたが、2017年7月になってようやく月2万円の収益が出るようになりました!
現在ミニサイトの記事数は23記事、7月のPVは1万ちょいです。
自分の好きなテーマで小さなサイトをつくって、それが収入に繋がるってすごく幸せな働き方だなと思ったので、「ミニサイトやってみたい」と思った人の参考になるよう、わたしのミニサイト作成の記録を残しておこうと思います。
1.ミニサイトをつくろうと思った理由
そもそも「ミニサイト」という考え方を知ったのは、コチラの本を読んだことがきっかけです。
この本発売されたのが2016年10月なので、発売直後に読んで、すぐに実践しました!
ミニサイトについて、くわしくは本を読んでもらえるとわかりやすいと思いますが、端的に言えば「記事数の少ない完結型のサイト」という感じです。
ひとつのテーマに関する情報を網羅し、10記事とか20記事とか書き終わったら、更新はしないイメージ。ブログと異なる点はそこです。
『ミニサイトをつくって儲ける法』を読んだ当時、既にこのブログもやってたし、それに加えて新しいミニサイトでも記事を書くなんて、物理的にできるんだろうか……と少し悩みましたが、
という、軽い気持ちでつくり始めました。
もともとクライアントワーク以外の収入もほしいなと思っていたので、ミニサイトを作ることによって月に数千円でも数万円でも収入になるのなら、すごく良いなぁと思ったんです。
2016年10月に作り始めて、月2万円の収益が出るようになったのが2017年7月。ここまでミニサイトを育ててきた上で重要だったであろう視点は、以下の2つです。
- 自分しかやらないであろうテーマでミニサイトをつくる
- 収益目標にこだわりすぎない
この点も含め、現在にいたるまでのミニサイト作成の流れを書いていきます。
2.ミニサイトのテーマを決める
わたしのミニサイトのテーマは「夫婦2人×キャンプ×初心者」です。
このテーマに決めた理由は、以下の3つ。
(1)ブログで書いたキャンプ関連記事が検索上位になった
最初はこのブログの中でキャンプ関連記事を書いてました。例えば、こういうの。
この記事は、現在(このブログ執筆時点)「夫婦 キャンプ」というキーワードでGoogle検索1位です。
キャンプって友達や他の家族と一緒に大勢でワイワイやるものだという固定概念があったので、2人でキャンプに行ったという記事が結構読まれたことにビックリしました。
そこから「ミニサイトにするなら、このテーマが良いかも?」と考え始めます。
(2)検索してみたら、競合があんまりいなかった
自分たちが「2人でキャンプに行こう」と思い、情報を探すために検索したとき、初心者向けのまとまった情報が全然なくて困った記憶がありました。
実際に「2人 キャンプ」とか「夫婦 キャンプ」とかで検索してみると、出てきた検索結果はこんな感じ。
- 大きいキュレーションサイトの中の1記事
- ハイレベルなベテランキャンパーのブログ
- Yahoo知恵袋のQ&A
大きいキャンプサイトって情報は網羅されているけれど、「2人キャンプ」の情報だけほしい人から見ると、記事が多すぎて探しにくいんですね。
ハイレベルでオシャレな夫婦キャンプをしている人のブログはいくつかヒットしたけど、わたしたちのような初心者にはわからない言葉がたくさん。
個人ブログとかだと、デザインとか記事内容が洗練されてなくて「これならわたし勝てるな」っていうのも結構ありました。
それと、「2人でキャンプに行くこと」に対するYahoo知恵袋が検索結果上位に出てくるってことは、その疑問に答えられているWebサイトがないってことだと考えました。
「2人キャンプ」なんてニッチすぎるから大手はやらなさそうだし、そんなにアフィリエイトで儲かるジャンルでもなさそうだから強い人が参入してくることもないかな~ということで、
と思いました。
(3)すぐに収益につながらなくても書きたいと思えるテーマ
ライターのお仕事と違って、ミニサイトは記事を書いたらすぐ収益になるワケではありません。
だから「収益にならなくても、楽しいから書きたい!」というモチベーションを持てるテーマの方が良いかなと思いました。
わたしは大人数で動くのが本当に苦手で、友達とキャンプ~とか、ほとんどしたことなかったです。でもアウトドアは好きなので、試しに夫婦2人でキャンプに行ってみたらめちゃくちゃ楽しかったんですね。
だから「2人でキャンプ行くのって楽しいよ」「2人でも大丈夫だよ」ということを伝えたい気持ちが本当に強くて。
とゆことで、ほぼ趣味でやってみた感じです。初めてだから、それでも良いかなと思ってます。
だから「3ヶ月後に5万円!」とか、直近での明確な目標は立てなかったです。
ミニサイトをつくったのが10月で、キャンプのピークシーズンが終わっていたこともあって「来年の夏にアクセスや収益が増えれば良いな~」と思いながらマイペースでつくることができました。
3.ミニサイトの全体を設計&いよいよミニサイト開設
テーマを決めた後~実際にワードプレスサイトを開設するまでの流れは、こんな感じでした。
まずミニサイトの全体を設計する
ミニサイトはテーマに対して簡潔にまとめることが大事だと思ったので、サイトの中のカテゴリと、入れる記事の全体設計を最初にします。
あとから何記事か追加してはいますが、書く記事のテーマを羅列していった結果、だいたい20記事を完成の目安と決めました。
ワードプレスでサイトを作成
2016年10月、とりあえず入れ物(サイト)だけワードプレスで作成。
入れ物をつくることに時間をかけてしまったから、本当は記事のテキストを用意してから流し込む方が良かったのかもしれないけれど、飽きっぽいわたしは以下のモチベーションで頑張れました。
あと、そもそもワードプレス初心者だったので、このブログの開設と同時に勉強しながらつくりました!
最初は最小限の出費で始めたかったので、上記記事にも書いてますが『いちばんやさしいWordPressの教本 人気講師が教える本格Webサイトの作り方』の付録でついていたテーマ(要するに本を買えば無料で使えるやつ)を使ってました。
運営してしばらくたってから有料テーマに買えましたが、途中で変えられるので最初はあんまりこだわらなくても良い気がします。どうせ自分以外ほとんど見てないし。
有料テーマへの切り替えは、また後で書きます!
1カ月に2~3記事ずつぐらい書く
だいたい1カ月に2~3記事ずつぐらい書いてました。
ちなみにトップページの画像は、PIXTA(ピクスタ)で購入しました。無料の画像サイトで大量にある微妙な写真の中から「これぞ!」というのを探すのも面倒だったし、有料でも良いものを!という気持ちで。
PIXTA以外だと、Snapmart(スナップマート)もおすすめです!こっちの方がオシャレな写真は多いです。
実際トップページの写真は、雰囲気を決める上でかなり重要だったな~と思っています。良い写真買えてよかった。
記事の写真は少しずつそろえつつ記事を書いていって、10月に開設して、12月までPV数は200~300程度。
でもユーザー数が10~30なので、アクセスしているのはほどんどは自分です‥‥。そんなもんです!
この時点では、Amazonアフィリエイトのリンクしか入れてません。この後書きますが、アドセンスはまだ通ってなかったです。
最後にくわしく書きますが、個人的には最初にAmazonのリンクしか入れてなかったことがプラスに作用したと思ってます。
4.アドセンス審査を通過し、広告設置
ミニサイトを作成しはじめてから3か月目、2017年1月にアドセンスの審査を通過しました。
アドセンスの審査、このブログではもう5回以上落ちてたんです。だからミニサイトをある程度作ってから、ミニサイトのURLで申請しました。
ミニサイトが審査に通過した時の記事数は、15記事ぐらいでした。
これでAmazonのアフィリエイトリンクに加え、2017年1月からアドセンスの広告枠も設置しましたが、2017年3月ぐらいまではほとんど収益出てません。PV数も少なかったです。
ちなみに、今もそうなんですが、アドンセンスは最低限の場所にしか貼ってません。わたし自身、記事中に広告が貼ってあったら「邪魔だなー」と思うので、記事中には貼りません。
トップページの右サイドバーと、記事下だけです。要するに、あんまり「アドセンスで稼ごう」とは思ってないです。いつか設置するのやめるかもしれません。
いつだって、「2人キャンプをしたい人にとって、有益なサイトであれ!!」という熱量をぶっこんでます。
5. 2017年4月からちょっとずつPV数増加
3月に1,000PVを越えて、4月に2,000PV越え、キャンプシーズンに入ってからグッと増加し、7月に1万PVちょっとまで伸びました。
キャンプのシーズンでもある7月~9月のPV数と収益が一番多かったです。
収益源はAmazonと楽天。レビューしたキャンプ用品が購入されてます。特にテントの購入があると、単価が高いのでアフィリエイト収入も増えます。
自分が全力でレビューした商品を買ってもらると、すごく嬉しいです。テントとか買われると「うわー!2人キャンプデビューするんですね!楽しんで!!!」とアフィリエイトレポート画面に向かって叫びたくなるほどです。
ちなみに、8月ぐらいから「2人 キャンプ」とか「夫婦 キャンプ」とか、あとは初心者向けのキャンプ関連ワードで検索上位に入るようにもなりました。
6.ミニサイトのおかげでライターの仕事の幅も広がる
ミニサイトを始めてから1年、今では月MAXで2万円ほどの収益となりました。
それだけじゃなくて、アウトドア関連事業の方からミニサイトでのPR記事の依頼をもらうことができたり、ライター業でもミニサイトの実績によりアウトドア系の依頼をもらえるようになりました。
そして、ミニサイト解説から11カ月目に「もっとサイト見やすくして、見てもらいたい人たちにとって見やすいものにしたい!」と思い、有料のWordPressテーマ「ストーク」を購入。
ストークにした理由は、以下の2点。
- ワードプレス初心者の私でもサイトのアレンジがしやすそう
- ミニサイトのターゲットである20代にとって見やすいと思った
最初からしておけば、もっとサイトのデザインを変えるのラクだったかもな~とは思いますが、ストークの値段は1万円。正直、わたしは安いとは思えなかったです。
だからまずは無料テーマのミニサイトで1万円稼いで、その分を今後のサイトの発展のために投資するのが良いかな~と思います。こうすれば「高い」とは感じなかった!(わたしは!)
余裕がある人は、最初からいじりやすい有料テーマにしておくとラクです。わたしはストーク好き。
7.ミニサイト制作でもっとも大切にしたこと
PV数アップとか、収益が出るなどのわかりやすい結果がなかったにもかかわらず、収益発生までの10ヶ月間ミニサイト運営を続けられた理由は2つ。
「読まれるようになるまで時間がかかることを知っていたから」と「収益第一で考えてなかったから」です。
読まれるようになるまで時間がかかることを知っていた
ミニサイトづくり全体で参考にした『ミニサイトをつくって儲ける法』には、こんなことが書いてありました。
競合がないニッチな絞り込まれたテーマで、役立つ良質なコンテンツのサイトがつくられていれば、立ち上げてすぐはアクセス数が少なかったとしても、いずれ検索エンジンで上位に浮上し、ニーズを抱えた人が訪れるサイトに育っていきます。
(本書P179より引用)
まさに、そのとおりに‥‥!
それまでの間は「熟成期間」とみなし、マネタイズはいったん忘れ、アクセス解析も見ず、しばらく放置しておくくらいがいいと思います。
(本書P180より引用)
ミニサイトはブログと違って一つの完成形があって、そこまで仕上がったら、あとは信じて待つ。これが大事なんだと思います。
「すぐ結果が出なかったら、失敗だ!」と思いがちですが、まず趣味として「とりあえずやってみよ」的な感じで始めたので、そんなに焦らずにじっくり育てられました。
やったことないけど、たぶん農業とかと似てるんだと思います。育てる期間と、実る期間には、時差がある感じです。
収益第一で考えてなかった
もし「ミニサイト作って儲けてやろう」という動機だけで始めていたら、読者の気持ちを考えずにアフィリエイトリンクをゴリゴリ押しちゃってたかもしれません。
「アフィリエイトだから、推してるんでしょ?」とか、「なんかやたらコレばっかりゴリ押しするな」とか、そういうのが透けて見えるサイト、わたしは嫌です。
わたしは、お金にするために誰かを誘導するミニサイトではなく、カタログっぽいものにしたかったんです。
「わたしはこうだったよ!」という経験をミニサイトとしてまとめることで、誰かが何かを選ぶきっかけになれば、と。
だから最初からアドセンス貼れなくたって、全然良かったです。それでもモチベーション高くミニサイトを作れたし、今でもミニサイトの記事書くの、楽しいです!
まとめ
趣味のキャンプを楽しみつつ、そこで学んだことをミニサイトにアウトプットすることでそれが誰かの役に立って収益になるって、めちゃくちゃ幸せな働き方だな~と思います。
「これなら楽しく伝えられる!」というテーマを持っているなら、とりあえずやってみるのがオススメ。
テーマの決め方やサイトの作り方は、この本にくわしく書いてあります!他にもたくさんの事例が載っていて、わかりやすかったです。
<追記>おまけ
ミニサイト運営2年目にして、キャンプ系の大きなWebサイトをやっている会社がリリースしたアプリの公式メディアに選ばれました!
「ソトシル」というアプリで、雑誌『GO OUT』のWeb版の記事や、コールマンなどのアウトドアブランドのメディアの記事と並んで、わたしのミニサイトの記事が表示されています。嬉しい。
検索以外の流入口にもなっていて、アプリに掲載された記事はPV数が増えたのもありがたい。
おそらく狙ったワードで検索上位表示できていたので、お声がけいただけたのではないかと思います。
コツコツ続けていると、こういうこともあるんですね!引き続き頑張ります。
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