自分が「ファン」になっているアーティスト、有名人、スポーツ選手…
なぜファンになったのか、覚えていますか?
最近読んだ本に、ファンになるきっかけは「わたしのことをわかってくれてる!」と思った時、と書いてあって、たしかにそうだなと思ったので、読書メモ的にブログを書いてます。
ファン=次に期待している人
そもそも「ファン」とは、どういう状態のことを指すのか。
私は「送り手の『次』に期待している人」だと定義しています。
(偏愛ストラテジー ファンの心に火をつける6つのスイッチより引用/強調追記)
例えば、好きなバンドが次にどんな曲を出すのか、何のテレビに出るのか、次に期待し、「いい曲だったら買おう」と思っている人をファンであると定義しています。
個人的には、この定義がかなりしっくりきます。
例えば「昔好きだったバンド」は、その頃の曲はずっと好きだけど、新曲を買うかと言われたら買わない。
要するに、「次」には期待してないんですよね。だから「ファンです」というよりは「ファンだった」の方が、気持ち的にも合っている気がします。
人がファンになるスイッチ
じゃあ、人はどうやって「送り手の『次』に期待する」ようになるのか。本には、こう書かれています。
私のことをわかってくれていると納得できるもの
思い返してみれば、わたしがファン歴20年のサザンオールスターズも、きっかけは当時小学生だった自分が「今のわたしの気持ちを歌ってくれてる!」と思ったのがきっかけだし…(マセてる小学生…)
好きなバンドも、ブランドも、お店も、だいたい「今ほしいものにドンピシャ!よくわかってくれてる!」と思ったのがきっかけです。
もう少し言えば「全然わかってもらえないこの気持ちを、この人(ブランド)は理解してくれている!」という感じでしょうか。
ファンになってもらうために送り手側が意識すること
送り手側は「私のことをわかっている!」と思ってもらうために、こんなことも大事だと書いてあります。
- いつどのように差し出すかも重要
- 気持ちのアップダウンがあるタイミングに、心に寄り添うものを
- お客様と一緒に思い出を作る感覚
(本書より抜き出して箇条書きにしたもの)
いやもう、本当それ(語彙力)。
やっぱり長くファンでいるものは、自分の気持ちが落ち込んでいる時、もしくは嬉しい時に、良いタイミングで自分の気持ちに寄り添うものを提供してくれている気がします。
自分のファン目線も、分析すれば仕事に活かせる
この本に書いてあることや、そこから自分で考えたことを仕事に活かせるんじゃないかと思います。
というのも、わたしがライターとして書く記事の多くは「人・商品・場所のファンを増やす」が目的であることが多いからです。
そういえば、以前イベントでライター・インフルエンサーの「さえりさん」が、ツイートをする時にこんなことに気を付けていたと言ってました。
- 届けたい相手がツイッターを見ている出勤通学時と帰宅時に
- その人たちが読んで「おもしろい」と思ってくれそうな内容をツイートする
「相手が欲しいと思っているものを、欲しいタイミングで届ける」を実践してて、すごすぎるな…。さえりさんのファンが多いのも納得です。
おわりに
自分がファンになったきっかけを考えてみるの、結構おもしろいですよね。
今では当たり前に「好き!」と思っているけど、最初の出会いのきっかけから、ファンになるスイッチが入った瞬間を思い返してみると、新たな発見があるかもしれません。
今回ご紹介してる本は、広告会社の人が自分が熱狂的なファンになったきっかけからヒントを探る形式で書かれているのも、読みやすくて良かったです。気になったらぜひ。
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