人と関わるのが苦手な人が、生きやすくなるために知っておくべきこと

たくさんの人と関わるのは、気疲れするし、あんまり得意じゃない。

集団の中にいるよりも、1人で居る方が気楽でいい。

しかし「人と関わりたくない」と思う一方で、「人と関わりたい」という気持ちも持っています。

孤独になりたくない、少数でいいから誰かと関わりたい。

どうすれば苦しくない人間関係を築けるのか、わたしが実践していることを書いてみます。

人によって「関わるのに最適な人数」が違う

人それぞれ、心地よく人と関われる人数が違うと思っています。

例えばわたしの場合、4人以上いる場所で会話するのは苦手だし、あまり親しくない人に何人か会っただけで、もう精神的にクタクタになったり。

人によって違うのだから、友達が多いとか少ないとか、あの人はたくさん人が居る場で盛り上げられてすごいといったように、人と比べる必要はないんです。

まずは、自分の幅を知ること。自分にとって快適な人付き合いの人数を把握すること。

また、どんな人間関係だと疲れるのかも、ぜひ考えてみてください。

私の場合、テンションの高い人の集まり、損得で関わっている人間関係、同調を強いられる場所は苦手です。

それがわかっていれば、ある程度事前に避けられますよね。

POINT

  • 自分の「関わるのに最適な人数」を知る
  • どんな人間関係が疲れるのか把握しておく

2種類の関わり方を使い分ける

「人と関わる」と一口で言っても、会社の同僚やクラスメイトのような浅い関わり方と、親友や恋人のような深い関わり方があります。

「人と関わるのが苦手」と思っている理由って、ひょっとすると「みんなと深く関わらなきゃ」という思い込みがあるのかもしれません。

「人と関わりたくない」と思う人こそ、この2種類の関係構築方法を使い分けるといいんじゃないかな。

  1. ルール関係
  2. フィーリング共有関係

この2つは『友だち幻想 (ちくまプリマー新書)』という本の中で、社会学者の菅野仁さんが提唱しているものです。

もう少しくわしく説明します。

1)ルール関係

「ルール関係」というのは、他者と共存していくときに、お互いに最低守らなければならないルールを基本に成立する関係です。

友だち幻想 (ちくまプリマー新書)より引用、強調追記)

何かひとつの目的を持った集団、例えば「売上」を目的にして集まる会社や、「勉強」を目的にして集まる学校などの人間関係に使える考え方です。

生きていれば、誰だって「合わない人」と出会います。

特にそういう人たちとは、気持ちや価値観を共有する必要はないと思ってます。

しかし、何らかの目的達成のために関わらなければならない場合は、お互いを傷つけあわない形で、自由を保つための最小限のルールを元に並存するイメージ。

自分と相手の間にしっかり境界線を引くことが、大事です。

2)フィーリング共有関係

フィーリングを一緒にして、同じようなノリで同じように頑張ろう

同じことで泣いたり笑ったりする、結びつきの強い全体

友だち幻想 (ちくまプリマー新書)より引用、強調追記)

フィーリング共有関係は、気持ちや価値観を共有できるような人間関係のことです。

ちなみに『友だち幻想』の中では、学校で言われるような「みんな仲良く」は全体のフィーリング共有関係を目指す教育で、その方向性は現代に適応していないと書かれています。

関わる人みんなと、気持ちや価値観が同じであるべき」と思うから、人間関係が息苦しくなってしまうのかもしれません。(だって、そんなの実現不可能だし‥‥)

POINT

  • フィーリングが共有できる関係と、ルールを基に一緒にいる関係、どちらもあってOK
  • 両方を使い分けることで、少し気持ちがラクになる

価値観が100%同じ「他者」は存在しない

「人と関わって傷つくのは嫌だ」と思いつつも「人とつながりたい」という気持ちに折り合いをつけるためには、どうすればいいか?

その答えとして、「信頼できる他者」が必要だと『友だち幻想』では書かれています。

しかし、意外に思い込んでしまっているのが「信頼できる人=価値観が同じ人」ということ。

価値観が100%同じなんてことは絶対にありえないことなんですけど、恋人や夫婦、長年一緒にいる親友だと、勘違いしやすい気がします。

信頼できる「私と同じ人」を探すというよりは、信頼できる「他者」を見つけるという感覚が大事です。

どういうことかというと、信頼はできるかもしれないけれど、他者なのだから、決して自分のことを丸ごとすべて受け入れてくれるわけではないということを、しっかり理解しておこうということなのです。

友だち幻想 (ちくまプリマー新書)より引用)

他者とは、自分以外の人のこと。100%価値観が自分と同じだったら、それはもう他者ではないです。

だから、他者に「100%共感」や「すべての価値観が同じこと」を期待してはいけない。

個人的には、むしろ100%同じでないからこそおもしろいなと思うようになってから、(依然として少人数ではありますが)人と関わるのは楽しいなと思うようになりました。

POINT

  • 信頼できる人を探す時に「私と同じ人」を探さない(そんな人はいない)
  • 全部同じじゃないからこそ、おもしろいという視点で見る

自分に合った人間関係を形成するためのステップ

人付き合いがめちゃくちゃ苦手で、学校も会社も上手く馴染めなかったわたしが踏んだステップとして、以下の3つがあります。

  1. ルール関係とフィーリング共有関係に分ける
  2. 必要のない人間関係から距離を置く
  3. 自分を偽るのをやめる

1)ルール関係とフィーリング共有関係に分ける

まず、関わる人みんなと「ちゃんと関わらなきゃ!」と思うのをやめて、基本はルール関係のイメージ。

この2つを上手く分けて、割り切る&自分と他者の間に境界線を引く。

2)必要のない人間関係から距離を置く

親しくなりたいわけでもないし、何か目的を共有しているわけでもない‥‥。

でも、なんとなく「損得」で付き合っていたような人間関係からは距離を置くことにしました。

頑張って連絡を取るのをやめたり、飲み会に参加しなくなったり。

人生において関われる人数って、そんなに多くないと思ってます。

特にわたしは「自分が一気に関われる人数」が多くないので、ちゃんと関わりたい人&目的を共有している人と関わることに力を使いたいと思います。

3)自分を偽るのをやめる

結局、誰かと関わる時に自分を偽っていたら、人間関係は苦しいままです。

自分をずっと偽っているのって、エネルギー使うから‥‥。

「ルール関係」においてはすべての自分をさらけ出す必要はないと思っていますが、仲良くしたい、親しくなりたい人(フィーリング共有関係)に対して自分を偽っていたら、価値観の共有なんてできないですよね。

自分の思っていることを伝える、相手の思っていることを聞く、どちらもOKというスタンスで居る。それが大事だな、と感じています。

おわりに

人と関わるのが苦手なので、基本的に自分からどこかの集団(飲み会やイベントなど)に入っていくことはないのですが、それでも「会いたい」と思う人には積極的に会いに行くようにしています。

いま「自分の周りに合う人がいない」という人も、たまたま周りにいないだけです。

(わたしも中学生の頃、本当に誰も周りにいないという状況があったな‥‥)

自分から探しに行くのも、ひとつの手。もちろん、無理のない範囲で!

 

この記事が、わたしと同じく、人付き合いが苦手な人の参考になったら嬉しいです。

記事内で引用している本は、こちら。

こちらの社会学の本も、学生時代に衝撃を受けました。

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