「自分の時間を自由に使いたい」
そんな思いから定時出社定時退社の会社を辞めてフリーランスになったのだけど、
最近「自分の時間を使う」というのは「大事な人のために時間を使える」ということでもあると気づきました。
自分のために使っても良いし、誰かのために使っても良い
人それぞれ「自分にとって最も大事なこと」は違うと思うのだけど、わたしにとっては「時間」が一番大切です。
新卒で入社した会社は典型的な9:00~18:00勤務の会社で、仕事が全然無くても、逆に夜に発生する業務があるとわかっていても、9:00に出社しなければいけませんでした。
仕事が少ない時は、仕事をしている風にPC画面を見ながらSNSを見てたりする人もいるほど。
「なんでこんな非効率的な時間の使い方をしているんだろう」と思ったし、自分の人生の限られた時間を、よくわからない「決まり」のために消耗させるなんて嫌だなと思いました。
だからフリーランスになった動機は、自分の好きな時に好きなところで好きなことをしたいというもの。
その時の動機はただただ自分本位なものでした。それでも良いとは思っていますが。
会社を辞めてから4年がたち、家族のサポートもありながら、わたしは好きな時に好きなことをというワガママを叶える生き方をしています。
単に自分のために時間を使いたかったからフリーランスになったのですが、「自分のために時間を使う」というのは「自分の大切な人のために時間を使う」ということなのだと最近気づきました。
大事な人のために時間を使える生き方
最近、うちの父が入院しました。
すでに退院しているし、日常生活に戻っているのだけど、親が入院するというのは物心ついてから初めてで、ちょっとびっくりしました。
うちは両親が離婚していて、どちらも再婚していなくて、娘2人はすでに結婚して実家を出ています。
要するに母も父も、一人暮らし。
まだまだ元気だし一人で生きていけるでしょうけど、それでも風邪をひくこともあれば、今回のように誰かのサポートが必要になることもあるかもしれません。
わたしは幸い仕事があっても自分の好きなように時間をカスタマイズすることができるから、何かあった時に飛んでいくことができます。
お父さんにも、お母さんにも、夫の両親にも、妹にも、
なんの戸惑いもなく「何かあったら、いつでも行くよ」と言える生き方ができているのは、幸せなことだと思いました。
自分の望むように時間を使うって、当たり前のことだ
今回は家族に対して時間を使えることが幸せだと気づいたのですが、
家族だけでなく、友達やクライアントさんなど、自分が大切だと思う人に対して時間を使えることも幸せだと思います。
普段はあまり時間に追われないような仕事の仕方をしていますが、お世話になっているクライアントさんが急いでいたり困っていたりすれば、遅くまで仕事をしたり、ちょっと無理なスケジュールで詰め込むことだってあります。
それは相手に振り回されているのではなく、自分がそうしたいからそうしているんです。
自分の時間を好きなようにカスタマイズできるからこそ、他人のために気持ちよく時間を使うことができます。
そもそも自分の人生の時間なんだから、自分が望むように時間を使うって、当たり前のことだよなぁとも思います。
一斉に働かなければならない状況があったのは過去のことで、今はまだその時の仕組みを引きずっているだけ。
これからどんどん自分で時間をカスタマイズする働き方をする人が増えれば、もっとみんな余裕を持てるようになるだろうし、大事な人を大事にしやすくなるだろうし、もっともっと楽しく生きられるのかもしれないと思いました。