今回は高額案件の選び方とかではなく、そもそもどんな基準で案件のジャンルを選んでいるのかを書きたいと思います。
※ちなみに高額案件の選び方についてはこちらの過去記事で:ランサーズで高額案件を見つけるために無意識に実践している3つのこと
ここ最近「どんな基準で案件を選んでいますか?」と聞かれることが多々あります。
その質問の意図としては、「単価」や「クライアントの見分け方」とかそういうものなんだけれども、そもそもその前に、最も重要と言っても過言ではない選定基準があると思います。
おそらく多くのライターさんにとっては当たり前のことなのですが、これからライティングを始めてみようと思う人に向けて、書いてみたいと思います。
私がライター初心者の頃から守っている案件の選定基準
私は現在「勉強・受験」や「インタビュー記事」をメインに執筆しています。
これらのジャンルで執筆している理由は、自分がこれまで経験してきたことや、インタビュー・取材において実際に見聞きしたものを記事にできるからです。
もちろん上記ジャンル以外のものも、たまに受注することがあります。
例えば最近受注したものだと、「防犯」というテーマがあります。これまで書いたことのないジャンルでしたが、私、実は合鍵作成のバイトをしていたことがあります。機械さえあれば、合鍵つくれますw
鍵については割と知っているし、それ以外に持っている知識や、記事執筆のための調査によって、クオリティの高い記事が書けると判断し、受注しました。
もうおわかりかと思いますが、私は初心者の頃からずっと、
自分が責任を持って書ける記事
だけを受注しています。
ネット上には無責任な記事が多すぎる
記名記事であれば「誰が書いたか」がわかってしまうため、嫌でも自分の書く内容に責任を持つことでしょう。
しかし、無記名記事や、もしくは自分が書いたことをおおやけにしてはいけない記事などもあります。
もちろん、こういった記事にだって責任を持つべきだと思います。
少し前に話題になっていたキュレーションサイトの著作権に関する問題などもそうですが、もし責任を持ってその記事を生み出していれば、自分のライター人生に傷のつくようなことはできないはずです。
画像や文章の引用に関しても、著作権法の範囲内など、完全にアウトなことなんてできないと思います。
もちろん「知らなかった」とすれば、修正したり、その後から気を付ければ良いと思います。人間ですから、見落としていたとか、知らなかったとか、そういうことはあるとは思います。
ただ、こういった無責任な情報を発信できる背景には、「クライアントさんがOKと言ったから」という他責の考え方があるのではないでしょうか。
私もライター初心者の頃に、かなりグレーなキュレーションサイトのキュレーター案件を受注したことがありました。
そのクライアントさんは「何かあれば、私たちが全て責任を負います。ライターさんにクレームが行くことは決してありませんので、レギュレーション通りにしていただいて大丈夫です」と言っていました。
しかし、そのレギュレーション自体が、かなりグレーなんですよね。一部「これはアウトだろう……」と思うものもありました。
「社会のルールとしてアウトだけれども、クライアントさんがOKって言ったから、私はやりました」なんていう言い訳は、絶対にしてはいけないと思っています。
今はそういうクライアントさんとはお付き合いをしませんし、受注していた頃も、私は私の責任がとれる範囲内で執筆をしていました。
記事単価に惑わされてはいけない
ランサーズやクラウドワークスなどで案件を探している人にはわかると思いますが、ライティング案件はジャンルによって単価の高さに違いがあります。
すべてが当てはまるワケではありませんが、クラウドソーシングではアフィリエイト記事の依頼が多くあるので、一般的に高額なアフィリエイト報酬が得られる分野(金融など)は単価が高い傾向にあります。
または、医療などの専門分野も高かったりしますよね。専門的な知識が必要なので、当然だと思います。
高額な案件を受けようと思えば、こういった分野の記事が書けるように勉強するというのも1つの手です。
もちろん「勉強して書けるようにする」こと自体を否定するワケではありません。当然、私もそうやって勉強した分野があります。
ただ、「責任を持って記事を発信する」という意識は、常に持っておくべきだと思っています。
私自身は、医療や金融ジャンルの記事は書けませんし、今のところ書けるようになろうとも思っていません。
もし依頼が来たとしても、その記事の品質や情報の正確さに自信が持てないので、受けることができません。
「もし受けたとして、私の書いた医療記事によって、命を落とす人がいたら?」「もし私の書いた記事によって、お金を失ってしまう、もしくは損をしてしまう人がいたら?」
私はこういうことに責任が持てないので、こういうジャンルの記事は受注しません。
逆に、英語学習においては、自信を持って「こうである」と断言することができます。
万が一それで英語の成績が上がらない人がいたとしたら、私の記事においての伝え方が良くなかったのでしょう。完全に私の責任です。
他人事ではなく、自分事にする
誰かのせいにすることって、簡単だし、ラクなんですよね。
「クライアントさんが言ったから」と言えば、自分で考える必要もないし、とがめられることもありません。
でも、本当にそれで良いんでしょうか?
もし自分がそれをやってしまったら、たぶん成長することはできなくなると思います。
誰かに言われた通りに作業をするだけでは、何も得ることができません。
自分の責任において考え、選び、発信することで、得られることがあるのです。
ライターとしてももちろんですが、ライター以外においても言えることです。
すべてにおいて、他責ではなく自責。他人事ではなく自分事にして考えることで、クオリティの高いものを生み出すことができるのではないかと思っています!
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