私は「自分が全力で熱量を注げるものを、文章にしたい!」という思いが強いです。
ブログは特に、「これが好きで、この思いを誰かに伝えたい!」と思って書くことが多いです。
(もちろん仕事の場合は、そうでないこともありますけど)
「このスタイルはいつからなのだろう?」考えてみました。
ライターとしての原点は卒論執筆
このライティングスタイルの原点は、大学の卒業論文かもしれません。社会学のゼミに所属していた私の卒業論文は、「B級ご当地グルメのPR戦略」でした。
大学生の社会学分野の卒論って、ファッション論とかジェンダー論とか、ディズニーランドを社会学するとか、そういうのがメジャーだと思うんですよ。(少なくとも私の周りにはそういう人が多かった)
そんな中で私がテーマとして選んだのはB級ご当地グルメ。結構異端でした(笑)
このテーマを選んだ理由は、ただ単にご当地グルメが好きだから。そして「PR」という切り口に決めた理由も、ただ単にPR関係の仕事をしたかったから。
まあ、卒論は興味のあることを題材にできるものなので、どんなテーマを選ぶかも自由ですからね。
卒論への熱量は本当にすごかった
卒業論文にかける熱量は、人それぞれです。卒論執筆の時期と就職活動が同時だったりもするので、卒論メインにしにくい現状もありますよね。
クリアしなきゃいけない最低限の文字数があるから(たしかうちの学科は3万字ぐらい)、大変は大変なんだけど、本とネットだけで完結することもできると思います。
そんな中で私は、卒論にかなり熱を込めました。私の卒論への取り組みのハイライトはこちら。
・八戸せんべい汁研究所の所長にインタビュー取材
→メールでコンタクトをとり、青森県から関東に出てきたタイミングで取材をさせて頂きました。
(たかが学生の卒論に、お忙しいところノーギャラでお答え頂きました。今でも本当に感謝しています)
・兵庫県で開催されたB1グランプリの取材
→ご当地グルメが終結するB1グランプリというイベントを体感するためだけに東京から兵庫県へ。
・近場で食べれるB級ご当地グルメを試す
→まあこれはもはやプライベートですが(笑)
本はご当地グルメ関係からお堅いメディア論まで、20冊近く読んだと思います。この時まだB級ご当地グルメを社会学している本はありませんでした。先駆者がいない分野って大変だけどめちゃめちゃおもしろかったです。
私の卒論に対する教授からの評価
論文って大きく分けて2種類あると思うんです。「新発見を発表する論文」と「当たり前のことを書く論文」です。
社会学っていうのは、既に社会に当たり前に存在する事実の構造を考える学問だと思っているので、社会学の論文は後者の「当たり前のことを書く論文」なんですよね。
私の卒論も、結局は「B級ご当地グルメが成功したのは、マスメディアを上手く活用したからだ」っていう当たり前の結論なんです。別に真新しいことは何も発見していません。
じゃあなぜそう言えるのか?というのを考察して構造化する過程に価値があると思っています。
卒論提出後、教授から「僕の研究室に保管しておきます」と言ってもらえました。研究室に保管してもらえるのはゼミ生の中から選ばれた数名の卒論だけなので、めちゃくちゃ嬉しかったです。「社会学的な見方が評価された!?」とウキウキで教授に理由を聞きにいきました。
そして教授から言われた言葉。
「マツオカさんの卒論は、好きなものを楽しく書いて、読み手にもその楽しさが伝わる論文でした」
そうかあ、私が楽しく書いたから、楽しく読んでもらえたんだ。(社会学的に素晴らしいとは言われなかったw)
この言葉は今の私のライター活動にも響いている気がします。
好きなものを楽しく書く。
私が大事にしていきたいスタンスです。
あ、プロモーションについてや、B級ご当地グルメについての記事、書けます。お仕事お待ちしております~♪
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