自分に合う仕事を見つける2つのポイント*楽しく働ける方法を探そう!

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「自分に合う仕事って、なんだろう」

総合職で文房具メーカーに入社し、経理部に配属されたわたしは、仕事におもしろさを感じることができませんでした。

好きな会社に入っても、結局は「やる仕事」が楽しくなければ、つらいんですよね。

「会社」ではなく「仕事」で選ぶ

大学生の就職活動では、会社名というブランドで就職先を選びがちです。

有名企業であれば家族が喜んでくれたり、友達に自慢できたりするんですよね。

でも、ブランドの効力なんて一瞬です。入社してしまえば、周りにいるのは同じブランドを背負った同僚ばかりです。

仕事内容を考慮せずにブランド力だけで就職先を決めてしまうと、入社した後がキツいんです。

自分に合っていない仕事を、毎日8時間以上やらなければならないワケですから。

一瞬の栄光のためにブランドで選んで入社後にツライ毎日を過ごすよりも、自分に合った仕事を選んで楽しい毎日を過ごせる方が、よっぽど良いと思いませんか?

だからこそ、働く場所は「会社」ではなく「仕事」で選ぶべきなんです。

自分に合う仕事の見つけ方

自分に合う仕事をみつけるのって、なかなか難しいです。

就職でも転職でも、自分のやったことがない分野に飛び込む場合は、やってみないと自分に合っているかどうかわからないからです。

結局のところはやってみて判断するしかないのですが、事前に「自分に合う仕事」がザックリでもわかったら動きやすくなりますよね。

そこでキャリアカウンセラーである夫に聞いてみたところ、この本を紹介してくれました。

「合う・合わない」で仕事は決めなさい ~一生続けられる職種の選び方』という、リクルートの採用担当を経験された方が書いている本です。

こちらの本に書いてあることを参考にしつつ、自分に合う仕事を探すステップをご紹介します。

1.自分の能力や価値観を明確にする

会社や仕事ありきで探すのではなく、まずは自分の能力や価値観をあきらかにしましょう

自分の能力や価値観は、これまでの自分の行動や経験の中に隠れているので、自己分析で明らかにするのが一番良い手段です。

ネット上の診断テストでやる場合は、リクナビNEXTのグッドポイント診断がオススメです。

18種類の「強み」の中から、自分の強みを5つ見つけてくれます。

回答目安は30分ぐらいかかるので、かなりしっかりとした診断結果が出ます。ちなみにわたしの診断結果はコレ。

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独創性、自立、柔軟性、挑戦心、決断力の5つでした。

自分の考え方や過去の経験から導き出した診断結果ですから、「そうだろうね!」という結果になります。納得感ある。

2.その仕事に必要な能力や価値観を知る

自分の価値観や能力を自己分析で明らかにしたら、それらがどういった職種で役立つのかを知りましょう。

職種ごとに求められる能力・価値観を知るための手段を、2つご紹介します。

(1) 本を読む:一般的に求められる能力・価値観を知る

「合う・合わない」で仕事は決めなさい』という本の中では、仕事で求められる代表的な9つの価値観と、20の能力から、78種類の職業を分析しています。

20の能力は先ほどご紹介したリクナビNEXTの診断とかぶっている部分もありますし、文言が違ったとしても応用できる部分はありそうです。

どのように仕事の能力と価値観が示されているか、一例を見てみましょう。

わたしの仕事は「ライター」ですが、「ライター」という職業は載っていなかったので、一番近そうな「記者」というページを見てみます。

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(本書p162-163より)

これ、もう本当その通りだと思います。状況把握力と対人関係力が本当に必要。

こういった能力を持っている人は、記者として輝きやすいということです。

ちなみに「合わない価値観」は「昇進」、「合う価値観」は「自律性」と書いてあります。

一方で、わたしが新卒入社した会社で配属された経理部では、まったく違う能力が求められています。

経理のページに書いてある内容は、こんな感じ。

[責任感] 自社のお金の流れを正しく正確に管理する力

[習得力] 自社のビジネスとお金の流れを理解する力

[専門性] 経理や税務の知識を深める力

[コミュニケーション能力] 自社の経理ルールを運用するための意見調整能力

(本書p245より)

記者に求められる「対人関係力」と、経理に求められる「コミュニケーション能力」はパッと見同じに見えますが、実際は全然違うものです。

記者が関わる人は主に取材対象者であり、社外の人間です。社外で人脈をつくる力が必要です。

一方経理のお仕事で関わるのは、主に社内の人です。社内の人の意見を調整する力が必要なワケです。

同じ対人関係といえども、求められる能力が全然違いますよね!

「合う・合わない」で仕事は決めなさい』では、製造業・流通業・金融保険業・情報通信業・サービス業・バックオフィスの6つにわたって、78種類の仕事を紹介しています。

自分の能力や価値観に合いそうな仕事を見つけてみてください。

(2) 人に聞く:特定の会社で求められる能力・価値観を知る

一般的にどのような能力が求められるかは、先ほどご紹介した本で知ることができます。

ただ、会社によって全然カラーが違ったりもしますよね。

例えばわたしの前職である文房具業界を例に出すと、手広くやっている「コクヨ」と、ニッチ向けの「キングジム」では、雰囲気が違います。会社の理念も違うはずです。

特定の会社では、どんな能力が求められているのか。どんな価値観を持っている人が多いのか。

これらを知るためには、その会社や業界、業種で働く人に話を聞くのが一番です。

ドンピシャでその業界の人がいなくても、近しい業界の友人や、取引のある会社にいる知人などに少し話を聞いてみても良いと思います。

話を聞く人を選ぶ時は、なるべく楽しそうに働いている人をチョイスしましょう!

イヤイヤ働いている人からは、「こんな仕事やめといた方が良いって」というネガティブな情報しか得られませんからね。

合わなければ、また考えれば良い!

「若者は何でもできる」「人には無限の可能性がある」という言葉はとても前向きで、聞いていて耳触りが良く、誰も反論しません。

しかし、あえて言います。

人生は有限であり、人には合う仕事と合わない仕事があります。ある人が1週間でできるようになることが、ある人は1経ってもできないことなど、ざらです。

(本書p20-21より)

人生には限りがあります。みんないつか死にます。

じゃあ命が終わるその日まで、楽しく生きたいって思うじゃないですか。

自分に合わない仕事でツライ思いをするのではなく、自分が楽しいと思える仕事を楽しくやっても良いんです。

わたしの場合、新卒で入った会社での仕事は自分には合わず、今ではまったく別の仕事を楽しくやっています。

もし今の仕事に限界が来たら、また別の仕事をするかもしれません。

一生同じ仕事をしなければならないなんてルールはありません。

とりあえずやってみて、合わなければまた新しくスタートしても良いんです。

そして新しくスタートするための一歩目をサポートしてくれるのが、「自分に合う仕事を探してみる」というプロセスです。

自分の能力や価値観を基準にして、自分に合うお仕事を探してみてくださいね!

 

▼今回ご紹介したリクナビNEXTの診断

>>グッドポイント診断

▼「就活生必携」って書いてあるけど、転職する人にもオススメです!

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