【会社の辞め方経験談】退職したあの日の話をしよう

2013年、新卒で入った会社を2年目で退職しました。

2012年4月に入社し、2013年12月に退職したので、在籍期間は1年半です。

なぜそんなにも早く会社を辞めたのか?会社を辞める時は、どうすれば良いのか?

会社に行けないほどつらくなった場合はどうなるのか?

イチ経験談として、同じ状況に陥った人の参考になれば嬉しいです。

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どうして会社を辞めたくなったのか

私が新卒で入ったのは、老舗文房具メーカーでした。

希望は販促や広報でしたが、総合職での内定だったので営業に配属されることを覚悟していました。しかし研修後に渡された辞令には、「経理部配属」との文字が。

教育学部卒で経理や数字には携わったことがなかったので、完全に想定外でした。

私が会社を退職することを決めた最大の要因は、暇すぎたことです。

朝8:30ごろに出社し、1日の仕事はたいてい午前中で終わってしまいます。午後は特にやる必要のない事(マニュアル作りとか、資料の整理とか)をして終業時間を待つ日々。

正直言って、やることがないというのは地獄です。

友達に愚痴ると「えー、それでお金もらえるとか最高じゃん」とか言われましたが、それはやったことがない人だから言えることですよ。

毎日暇でやることもなく、自分の時間がただ過ぎていくのを待つだけ。就業時間中ですから、暇だからと言って自分のために時間を使うことすら許されないですし。

当然上司には「もっと仕事をください」とお願いしましたし、「仕事がもらえないのは私の仕事のスキルが足りないからかも」と思って1つ1つの仕事に時間をかけてノーミスで仕事をしたりと、自分なりには努力しました。

それでも仕事は全然増えなかったんです。なぜなら、部署全体に仕事がそれほど多くなかったからです。経理部を含めた管理部門というのは、「やってあたりまえ」の仕事です。間に合わないことや処理しきれないことは許されない部門だと思います。

決算前後はそれなりに忙しいので、うちの会社の場合ピーク時にきちんと対応できるだけの人数をそろえていました。ということは、ピーク時以外は余るわけです。こんなにいてもしょうがないのです。

20人ぐらいの経理部の中には数人遅くまで残業している人もいましたが、私的には「仕事ができない人」か「仕事を人に振れない人」だったと思います。

残業代はしっかり出る会社だったので、効率的にこなせる人ほど馬鹿を見る制度ですよね。ただ時間が過ぎることを待つ日々を繰り返していると、自分の存在意義に疑問を感じます。

  私は何をやっているんだろう?
 
時間をめちゃくちゃ無駄にしているような気がする。効率的にやればやるほど暇になり、自分が苦しくなる……。

「このままではいけない」そう思った私は、転職サイトに登録し始めます。入社から10ヶ月ぐらいの頃です。毎日転職サイトをチェックしたり、自分はどうしたいのか考えていた時期でした。

 

上司を呼び出して退職したい旨を伝える

入社2年目になると、直属の先輩が退職したことにより、自分の仕事は少しだけ増えていました。

しかし自分の仕事のスピードも速くなっていますから、暇なことには変わりありません。2年目になっても状況が変わらなかったことに加え、部内での人間関係的な負担も加わり、私の精神的ダメージはピークに。

通勤で会社に近づくにつれて涙が出てきたり、仕事中に眩暈や吐き気がしたり。それでも毎日会社には行っていましたが、「さすがにもうキツい」と感じました。

入社から1年4ヶ月ぐらい、私は目の前に座っている課長にメールを打ちました。もう直接話しかける元気すらありませんでしたね……。

「今日お時間少しいただけませんでしょうか。15分~30分程度でちょっとご相談したいことがございまして、課長のご都合の良い時間を教えていただけるとありがたいです。」

驚いた課長がPC越しに私の顔を覗き込んで、「どうしたの?時間はとれるけど……」と困惑した表情。私は「ちょっと、ご相談したいことが」と苦笑い。

課長が「じゃあ、今ちょっと聞こうか」と言って会議室に連れて行ってくれました。そこで「私、退職しようと思っているんです」と伝えました。

あの時の課長の慌て具合はすごかったです。

「仕事に不満があるのなら、対策をとるから……」と引き止められました。

とりあえず、もう少し考えてみるように言われてその日の相談は終了。私はもう自分で判断する能力さえ低下していましたが、この失敗から言えることは退職の意志は強く伝えないと通らないということです。

会社側は当然自分を育てるのにコストをかけていますし、人が辞めると面倒な手続きや人事が起きますから、どうにか引き止めたいと思うことも多いと思います。

転職が決まっていたり、辞める理由が明確であればあるほど向こうも引き止めにくくなります。私のように何も決まっていない人が退職の意志を伝える時は、そうとうの強さが必要だと感じました。

 

海外出張中に眩暈で倒れる

実はその面談から数週間後に、海外出張を控えていました。マレーシアの自社工場への監査準備として、課長と私の2人で現地を訪れることになっていました。

私が経理を担当していた工場だったので、私もこの海外出張は楽しみにしていました。出張中は当然1日中仕事がありますし、暇な時間を過ごすことはありません。

課長も「出張が終わってから、じっくり考えてみると良いと思う」と言っていました。課長としては、出張でやりがいを感じてもらえれば良いなと思ってくれていたのかもしれません。

しかし、この海外出張中に私は眩暈で倒れることとなります。

現地法人の社長と私と課長3人で会食している時に、眩暈がひどくなり倒れてしまったんです。

何が原因だったのか、わかりません。食事かもしれないし、飛行機の疲れかもしれないし。

でもその時の私は、「私の身体自体が、もうここに留まってはいけないと言ってるんだ」と思いました。

なんとか部屋に戻って、1人で泣きました。かなりの時間、寝たまま泣きました。

眩暈がおさまるとお腹が空いてきて、ホテルの売店でカップラーメンを大量購入し、部屋の窓から見えるきれいな海を見下ろしながら3個ぐらい食べました(笑)完全なるヤケ食いですね。

でもこの時は食欲があることが嬉しかったです。

「私はまだ生きている。なんだってできる」と思えたからです。

海 外出張から帰国後の出勤日、私は会社に行くことができませんでした。身体が全力で出勤を止めてきました。私も無理して行くことはやめました。

 

課長と人事との面談で退職の意志をもう一度伝える

数日間休んで体調が戻ってきた頃、私はもう一度課長に退職の旨を伝えました。その後2回ほど課長と人事課長と3人で面談。

仕事を増やすことや、その他の対策、もしくは部署移動なども提案してくれました。でも、私の意志は固かったです。

ただ、「もうちょっと体調が良くなってから考えた方が良い」と退職日は伸ばし伸ばしで、結局退職するまで4ヶ月もかかってしまいました。

この間は引継ぎや手続きのために出勤するのみ。実務はほとんどやっていません。決算時期でもなかったので、人では足りていましたから、問題なさそうでした(これはこれでツラいw

ここでちょっと補足ですが、私自身からの投げかけとしては「退職しようと思います」と上司に口頭で伝えたのみで、「退職願」とか「退職届」は自分からは提出していないです。

個別の従業員数400人ぐらいの中小企業だからですかねえ……。だから、届け出系のことはわからないのです。「退職届」とかで検索すればその手の情報はたくさん出てきますので、気になる人は調べてみてください。この点ではお力になれず、すみません。

 

退職後の道は自分基準で考える

私は退職後フリーランスでライターや英語講師として生計を立てています。

いろいろと考えた結果、転職してもう一度会社員になるよりも、私の性格上フリーランスの方が向いていると判断したからです。
フリーランスで働き始めるハードルは高くありません。今はクラウドソーシングもありますし、始めるのは簡単です。

>>こんな記事も書いています:文字単価0.5円から高単価にレベルアップ!私のランサーズ経歴

ただ、フリーランスで生計をたてるのは簡単ではありません……でもお金を稼ぐ簡単な方法なんてありませんよね。会社員だって、アルバイトだって、なんだってお金を稼ぐのは簡単なことではありませんし。

会社員のはたらき方が合わない人にはフリーランスという選択肢も考えてみてほしいところです。

しかし、全員にフリーランスがオススメというわけではありません。会社員として活躍できる人も多いはずだからです。フリーランスでは難しくても、会社に所属していればできることだってあります。

結局は自分次第です。自分が何をやりたいか。

そのやりたいことが、会社で実現できることならば転職すればいいのです。会社ではできないことならば、起業したり、フリーランスで働いたりすればいいのです。

どっちの働き方にもメリットとデメリットがあります。

ただ、「会社員として働く」という選択肢しか持っていなくて苦しい思いをしている人には、フリーランスの道もあるということを知ってもらえれば良いなと思います。

ちなみに会社内にいる別部署の人に話を聞いたところ、私の退職後数週間は経理部がバタバタしていたそうですが、1ヶ月も経てば平常運転です。

自分にしかできない仕事なんて、そうそう無いですよね。なんだかんだ代わりはいますから。

そういえば、私は自分の勝手で退職する時、部署内の全員の人に手紙を書きました。かなり面倒を見てくれた尊敬できる先輩もいましたし、そうでもない人にも少なからず感謝の気持ちがありました。こんな自分勝手で辞めた私と、いまだに仲良くしてくれる先輩もいます。部署の飲み会にも呼んでもらえることもあります。

私からしてみれば大変恐縮なことですが、ひょっとすると私が思っているほど気にしていないのかもしれません。

退職する前は、もし辞めたら「なんだよアイツ」と思われることを覚悟していた私ですが、自分が努力してきた姿はどこかで見てもらえていたのかなと思っています。だからこそ、みなさん優しくしてくださるのかも。

 
以上、私の退職記はこんな感じです。

退職したって生きてます。ちょっとその時は色々言われるかもしれませんが、大丈夫です。

自分の人生を大事にしてくださいね。

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