フリーランスが信用を失わないためには、断る勇気も必要

自分のちょっとした妥協や我慢は、そのうちに大きくなっていって、大切な人たちからの信用をなくすことに繋がっていく。

何か違和感を抱えたまま、それを口に出さずに進んでしまうのは良くないな、と感じることがあったので、自分の決意表明として書き残しておこうと思います。

記名で書くライターあるあるかもしれない、最近あった話

最近、進行中だった大きなお仕事を途中で降りることにしました‥‥。

いろいろな理由があるんだけれど、その中のひとつに、“「えっ?」が溜まっていたから” というのがあって。

  • えっ、そんな雑な想いで、こんな大きなプロジェクトを動かしちゃうの?
  • えっ、それって取材対象の方たちに失礼じゃない?
  • えっ、自社の利益のことしか考えてないの?

自分もはじめての試みだったこともあり「そういうものなんだろうか‥‥」と思っていたのですが、途中で考え直すきっかけがあって立ち止まって考えてみました。

 

この仕事が形になったときに、わたしはコレを誇れるだろうか。

気持ち良く「できましたよ!」と出せるだろうか。

 

‥‥ちょっと、それは難しそうだな。。と感じて、まわりの方々には少し迷惑をかけてしまったかもしれないけれど、途中で降りることに決めました。

それでも、わたしはそんなことで大切な人たちからの「信用」を失いたくないなと思って。

もしそのまま参加し続けていたら、「あ、マツオカさんってそういうことやっちゃうんだ」とか「こういうことを “良い” と思ってるんだ」と思われても仕方がないというか。

自分の気持ちを折り曲げてまでやりたいことって、わたしには無いかもなぁっと感じました。

自分のつくるものに、責任を持つ

ライターが記事を記名で書くときに、実はゼロから100までライターがやっているってことは、たぶん少ないです。

編集者さんと企画を考えて、編集してもらって、記事によってはフォトグラファーさんが写真を撮ってくれて…と、いろんな人の手が加わって、最終的に「ライターの記名記事」という形で出てます。

でも、読者や受け手にとってはそんなことはわからなくて「最終的に名前が出ている人がつくったものだ」という認識になると思う。

それは名前を売りたい人にとってはありがたいことでもあるし、一方で、かなりこわいことでもあります。

過去には、自分の書いた要素がほとんど残ってないのに記名で出されてしまったこともあるし‥‥。

なので、いまは一緒に作り上げてくれる信頼できる編集者さんとしかお仕事をしてないです。

あと、インタビューされるときとかも、どう書かれるかわからなくて結構こわいなぁと感じます(だから、自分がインタビューを書くときは、本当に気をつけないとなと思う)。

自分が関わるものは最後まで責任を持たなければならないと思うし、「えっ?」と思うことがあれば、ちゃんと口に出して相談しなければならないなと思っています。

まとめ

もし記事を書いたり何かをつくる過程で、自分が「それは違うんじゃ‥‥?」と思ったとしても、それを声に出したり、行動に移したりしないかぎり、その違和感を抱えたまま話は進んでいきます。

しかも、自分は違和感を抱えていたとしても、出来上がったものを受け取る人にとっては完成品がすべて

フリーランスもそうだし、会社で働く人もそうだと思うけど、ユーザーや読者は「これをつくった(ところにいる)人だ」という認識をします。

自分が誇れるものを作り上げていないと、その妥協で出来上がった完成品を見て、信用はどんどん失われてしまう。

だから、やっぱり変な我慢はしない方がいいし、自分が納得することを、誇れるカタチでやっていきたいなと思います。

 

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2017年5月30日

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