事務職志望の就活生が知っておくべき「内勤仕事のつらさ」5選

「事務職が良いんです」っていう就活生が、結構いるらしい。

うちの夫は人材業界で働いていて、「大変なのはイヤなんです」という理由で事務職を目指す大学生が多くて困る、と言ってたことがありました。

たしかにノルマを課せられるイメージの営業より、一日中座って仕事をしている事務職は、体力的にはラクなのかもしれません。

しかし、大学生は知らないんですよ……事務職の本当のつらさを。

メーカーの経理部出身のわたしが、事務職志望の就活生に知っておいてほしい「事務職の真の姿」をお伝えします!

1.どこにだってお局がいるんだぞ

大学を卒業したわたしは、文房具メーカーに総合職で入社しました。

販促系が希望だったのだけど、配属は経理部。意図せず事務職になりました。

わたしが入った会社は、総合職しか採用しておらず、

「総合職しかいない会社なんだ!」

と、当時のあさはかなわたしは思っていたのですよ。

しかし経理部に入ってみると、総勢20名ぐらいのうち7割は男性総合職社員。

そして女性総合職は、わたしだけ。

残りは全部、一般職のベテラン女性たちでした。

総合職採用しかしていない会社でも、一般職というものは存在するのです。

昔、一般職として入社した女性たちがそのままウン十年も働いている場合もあるし、パート社員の場合もあります。

そう、その会社の経理部で20年も30年もずっと働いている、いわゆるお局(おつぼね)さんです。

お局さんとの人間関係は、かなり難しいです。

その人がどんなに良い人でも、やっぱり「私より仕事のできない大卒新人が、総合職として自分より良い給料をもらっている」という偏見が入ってしまうからです。

特に女性同士は厳しいです。ほんとに。わたしも最初苦労しました。

ベテラン女性たちと上手くやらなきゃいけないんだってことは、入社前にちゃんとわかっておいた方が良いですよ。メンタルやられる人も多いので。

 

2.できて当たり前なので評価されない

事務職の仕事は「できて当たり前」のことばかりです。

書類がどんなに上手くはやくできても、そんなに評価されません。

逆に書類にミスがあると、大きな失敗に繋がってしまい、厳しく非難されることもあります。

わたしが働いていた会社では当時人事評価をABCでつけられていたのですが、人事や経理を含む管理部門の一般社員は「A」の評価をとることができませんでした。

事務職は数字であらわせる成果がないので、どんなに毎日頑張っても「B」なんですね。

一方営業とかは自分が頑張って数字をとってくれば「A」がつきます。その分給料も上がります。

誰かに評価されたり褒められたりすることでモチベーションが上がる人には、事務職は向いていません。

※ちなみにわたしも「できて当たり前」は向いていなかったので、今にいたります……。

 

3.社内の人間関係が重要

事務職のお客さんは、社内の人たちです。

営業がお客さんである取引先の人たちとの関係を重視するように、事務職にとっては社内の人間関係が重要なのです。

例えばわたしは経理部の売掛金担当だったので、営業の人たちがお客さんでした。

スムーズに仕事をするためには、関わる社内の人たちと仲良くなったり、話しやすい環境をつくったりする必要があります。

よって「人づきあいが苦手なんで事務職で……」は、たぶんNGです。事務職ってめっちゃコミュ力必要です。

人付き合いが苦手なんだったら、手に職系の仕事の方が良いんじゃないですかね。システム系とか。

 

4.不自由さはハンパない

事務職の場合、基本はデスクワークですから、一日中デスクにいます。

「ねむいなあ……」と思う14時ぐらいでも、何の用もなく散歩に出ることはできません。

わたしの前職の会社の場合は、音楽とか何もかかってなかったし、フロア全体が管理部門だけだったので、かなり静かでした。

シーンとするフロアでカタカタとキーボードを打つ音だけが響く。ねむくならないワケがない……。

コーヒーを淹れに行ったり、トイレで体操したりしてましたが、何度も立つと「あいつサボってんのか?」ってなります。

お昼の時間も決まってるし、自分の好きな時に動くことはできません。これって結構つらいですよ。

わたしは、デスクにおでこをぶつけるスレスレで起きた経験が、あります。。

 

5.効率化すると自分の仕事がなくなる

事務職の仕事は数字で成果を出すことができないので、いかに効率的にこなすかが重要になります。

でも効率的にこなせばこなすほど、自分の仕事がなくなっていくんです。

小さな会社で仕事がたくさんある場合は、事務職も忙しいです。

ただある程度の大企業になって分業がされている場合は、実は通常はそんなに忙しくないパターンも多いんです。

例えば経理の場合、決算のタイミングが忙しいので、その忙しさに対応できる人数がそろっています。

でも決算以外の時は、そんなにたくさんいなくても仕事がまわることもあるのです。

そんな中、仕事を効率化してしまうと、どんどん自分の仕事が減っていきますね。

わたしは経理部で自分の仕事を効率化した結果、仕事が減りました。定時までヒマをつぶさなきゃいけない感じに。

効率化って本来良いことのはずなのに、「もうちょっとゆっくりやってて」なんて指示がきたり……。

効率化することが得意だけどどうしても事務職になりたい人は、忙しい会社の事務職になることをオススメします。。。

あと、AIの進歩とかで効率化されていって、今後5年10年で事務の仕事が減っていくかもしれませんから、そのあたりも考慮する必要がありますよね。

 

まとめ

「ラクそうだから」とか「人づきあいが苦手だから」という理由で事務職を志望する就活生は、これら5つのことをしっかり理解した上で目指してください。

もちろん事務職にも良いところはあります。専門的な知識が身につくとか、夏も冬も快適なオフィスにいられるとか。

でも、デメリットだってあるんです。「大変じゃなさそう」という安易な理由で事務職に決めるのは、オススメできません。

自分に合った働き方については、コチラの過去記事に書いてますので、気になる方はどうぞ。

過去記事:人生は有限。自分に合う仕事の見つけ方【楽しく働こう】

 

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