東京育ちの江戸っ子が、関西人に対する謎の苦手意識を徹底解明してみる

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「なんでやねん!」

「ちゃうやろー!」

「そんなのアカン!」

大学4年生の夏、内定をもらった会社の「内定者懇親会」という名の飲み会に参加したわたしは、テーブルの端っこでおびえていました。

「こういうノリが苦手だから、この会社を選んだのに・・・!」

同期のノリが関西系だった時の絶望

就職氷河期を切り抜け、わたしが最終的に入社を決めた会社は、文房具メーカーでした。

実はその時もう一社、玩具メーカーの営業部から内定をもらっていました。

玩具業界の志望度の方が高かったのですが、「ノリが体育会系じゃないところに行きたい」という安易な理由で、文房具メーカーを選びました。

これまで体育会系を含め、ウェイウェイとしたノリには、一切触れずに生きてきたと思います。

高校の部活はテニス部ですが、全然ガチじゃなくて、ワイワイと楽しくやる感じ。

大学ではサークルに入らず、勉強やバイトに注力してきました。

上下関係が厳しい環境や、ビールを断れないみたいな環境では、生きてこなかったのです。

 

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「わたしと同じく、”ウェイウェイしたノリが苦手な人” が多い会社に行きたい・・・!」

(↑当時のわたし)

 

「静かな人が多そうだから」という理由で選んだ文房具メーカーの内定者飲み会で、わたしは絶望することとなるのです。

 

蓋を開けてみたら、内定者の10人中 5人がイケイケな人たち。

さらにそのうち3人が関西人で、関西ノリが繰り広げられている・・・!

10人中3人いるだけで、その飲み会の空気は「関西」になりました。すごい。

 

テンポの良い漫才のような会話が繰り広げられ、お酒がどんどん進む。

学生にありがちなコールが始まった瞬間に「ああ、もう人生終わった」とまで思いました。

「このノリは、苦手だ……」

 

苦手だと思ったのには、あとから思えば次の3つの要因があったと思います。

1.そこにいた関西人3人とも声が出かかったこと

自分が発言するとなると、それ以上大きな声を出さなければいけないし。

わたしは、普段からあんまり大きな声を出すタイプではない。

2.「関西人だ」という団結感で、話がヒートアップしていたこと

 

めちゃくちゃテンポの速い会話に、オロオロしてました。

3.ノリ、ツッコミ、オチが必須な会話

おもしろくないこと言ったら、おこられそうって勝手に思っちゃうんですよね。

 

わたしはなぜこれほどまでに苦手意識をもっているのか…?

関西人に何かされた経験があるわけでも、

それによって恥ずかしい思いをしたり、

不利益を被った経験があるわけでもないよな・・・。

 

端っこで小さくなって飲み会を乗り切ったあと、

「なぜ関西人が苦手だと思ったのか」を考えていたわたしの脳裏に、ビビっと電撃が走りました。

 

そうか、わたしが「苦手だ」とか「こわい」と思ってしまったのは……

 

 

 

 

 

 

 

お父さんの影響だ・・・!

 

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そう、わたしの父は、生粋の大阪人です。

それも、大阪の中でも方言がキツいと言われる場所が出身らしい。

 

そして声がかなりデカい。デカいっていうレベルの大きさじゃない。

 

うちの父は、明石家さんまさんを師と仰いでいます。

(いや、実際には何の関係もないので、勝手に仰いでいるだけです)

 

笑いをとることしか考えていないようにも見えます。

 

ちなみに髪型は岩城滉一(いわきこういち)を意識しているそうです。

(髪は少なめだけど)

 

 

そしてそんな父の言葉がよみがえってきました。

 

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「ミキちゃんには、

ツッコミの英才教育を

してきたからな!」

 

 

そうか、この関西人に対する苦手意識は、

どちらかというとおとなしめな性格のわたしが、無理をしてお父さんのボケにつっこんできたがゆえに、

「わたしは関西のノリに上手くつっこめていないのでは…?」

と思ってしまったことからくる、劣等感なのかもしれない・・・!

 

というか、関西人=お父さんみたいな人というステレオタイプも強すぎるんだな…!

 

これは苦手意識ではなく劣等感だった

実はこの苦手意識のような感覚、関西の人に対してだけじゃないんです。

学生時代のスクールカーストで言えば、ツーブロックで髪の毛をポマードで固めているような超一軍のノリも苦手です。

それも、そういったノリの「おもしろさ」に対する劣等感があったからだったんでしょう。

 

「苦手」という感情は、よく考えてみると「劣等感」だったんですね。

 

そもそも関西の人が全員うちのお父さんみたいな人というワケではないし、わたしの中で勝手につくりあげられた概念の可能性もありますね。

 

きっと、うらやましいんです。単純に。

でも自分はそういう環境で育っていないので、「そうなりたい」とは思わないのだけど。

(父の英才教育は不発だったということになりますな)

 

ノリの良い人たちに対する尊敬の念を抱きながら、

今後も外側から静かに飲み会の場を見つめていたいと思いました。

 

…こんなこと言ってたら、「つっこまなアカンで!」と、父に叱られそうです。

 

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